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大人になって改めて感じるアップとケアの重要性

      2017/06/22

サッカーでの怪我のイメージ画像

「スポーツに怪我はつきもの」

そうは言っても怪我をしたい人なんていませんよね?誰でもそうだと思います。しかし、その割には「アップ」や「ケア」をおろそかにしている大人の選手が意外と多いです。

私は毎回プレー前にアップを行いますが、ケアに関しては充分とは言えないのが正直なところです。そのせいか、最近の自分のチームでの練習でチームメイトが相次いで怪我をしたのに続き、とうとう自分も足首をひねってしまいました。

今回は「たまに運動するぐらいの大人」を主な対象に、自らのフットサル経験、及びそこでの怪我を通して感じた【アップとケアの重要性】についてお話しします。

アップとケアが重要なのは知っているけどやらない人は多い

練習や試合前のウォーミングアップが重要なことは、スポーツをする人なら常識だと思います。私自身も自分がスポーツする時はもちろん、指導者時代は意識して生徒にもアップを行わせていました。

(後述しますが、低年齢児には準備運動がそれほど必要ではないことも知っていた上で行っていました)

ところが、周りを見渡すとアップに時間をかける人は多くなく、またアップもそこそこですぐにボールを使ってシュートをしたり、1vs1をしたり、と負荷が高めのプレーをする人が多いです。




社会人の方へ:ウォーミングアップを意識して行っていますか?

まだ若かったり、週に4~5回練習をしていたりすれば影響もさほどないでしょうが、「アラサーがたまに集まってサッカー・フットサルをする」という程度であれば、知らぬ間に体に負担がかかっていて思わぬ怪我につながりかねません。

ウォーミングアップは体に「これから負荷をかけるから準備して」という合図です。走って心拍数を上げたり筋肉を温めたりすることで激しい動作に体を慣らしておかないと、体にかかった力に耐えきれず怪我をします。

自分の体を意識してウォーミングアップしていますか?

練習・試合後のケアについて

クラブチームならともかく趣味の延長で行うサッカーなどの場合は、「終了後にストレッチを行う」「意識的に栄養補給する」といったケアを充分に行う人はそこまで多くないのではないでしょうか。

「どこも痛くないから特にケアはしない」

こういった悪い習慣がつくと知らぬ間に体は疲労しケガをしやすくなっていくのです。

スポーツ後は「冷やす」「温める」どちらが良いのか?

別の記事:【PRICE】ケガに対する応急処置の基本 でご紹介した「I=ICE=冷却」にもある通り、怪我をした箇所を冷やすことでのメリットはたくさんあります。また実は「アイシング後に血流が増加する」こともわかってきています。

このことを、CIVD (cold-induced vasodilation):「冷誘導性血管拡張」と言います。

ただし、一方では「特に怪我がない場合はむしろ温めた方が良い」という論調も最近では見ます。スポーツ医療の専門家にも温めることのメリットを主張している方がいます。

現時点では専門家のより詳しい研究結果待ちとなりますが、「本能的に体が気持ち良いと感じるものに従う」というのが良さそうです。

「イメージに体が付いていかない」に潜む危険

「そこにボールが来るのはわかってたんだけど追いつけなかった」

サッカーをしていたらよく言ったり聞いたりするフレーズですね。この「イメージに体が付いていかない」というのは部活やクラブで活躍していた現役時代を過ぎた人の多くが感じることではないでしょうか。

私達の体は加齢や鍛えないことでどんどん衰えます。有名な話ですと以下のものがあります。

30歳頃より筋繊維が年1%ずつ減っていく

1kg体重が増えると膝にかかる負担は約3倍になる

このように、黙っていても全盛期の自分から少しずつ離れていくように私たちの体はなっているのです。それにもかかわらず昔のイメージのままプレーをしてしまうと対応できない体に負担がかかり怪我をしてしまいます。

だからこそ育成年代の選手(子供)よりも大人の方がアップやケアを重視しなくてはいけません。

子供(低年齢児)は準備体操・アップをそれほど必要としない

冒頭で少し触れましたが、体が柔らかい低年齢の子供は元々怪我をしづらいため準備運動(アップ)はさほど必要ありません。

では何故それにもかかわらずアップを行った方が良いかというと、「習慣づけ」のためです。つまりその子達が大きくなった時に、自然とアップをして怪我の予防をするというのが狙いです。その他、「これから練習するぞ」というモチベーションアップも付加効果としてあります。

大人になって改めて感じるアップとケアの重要性:まとめ

引退する平均年齢が27~28歳といわれるプロサッカーの世界で、50歳を超えてなお現役を続ける、キングカズこと三浦知良選手は体のコンディション作りを徹底し、練習後は4~5時間ストレッチなどのケアを行います。体だけではなく歯の治療などもしっかり行うそうです。

歯に関しては中田英寿選手も現役時代に「噛み合わせが良くないと力を最大限に発揮できない」とわざわざ海外から日本に来て治療すると報道されたことがありました。

スポーツが仕事のプロ選手と違い、一般的な社会人はそこまで時間や手間をかけられないかもしれません。ただ、いざスポーツをする前と後にちょっと「アップとケア」を意識すれば自身の健康寿命を延ばせます。

みなさんが、健康のために行っているスポーツで怪我をしないよう願います。




 

記事の著者紹介
札幌在住、元・育成年代対象のコーチを12年間していました
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