こんにちは。今回は「サッカーで背番号5の意味や有名選手」についてご紹介します。
「サッカーで背番号5の意味は?」
「サッカー日本代表の背番号5って誰だっけ?」
といった疑問にお答えします。
サッカーで背番号5の意味
現在のサッカーでは、背番号5は主にディフェンダーからボランチ(守備的ミッドフィルダー)を意味します。
サッカーで背番号1の意味、有名選手 でご紹介したように、背番号とポジションの関係は19世紀から20世紀初頭にかけて背番号制度が本格化した時代に多く使われていたVフォーメーションに由来します。
Vフォーメーションの背番号の割当は以下の画像の通りです。
画像を見てわかるように、後ろのポジションから順番に
- ゴールキーパーの1番
- 右サイドバックが2番
- 左サイドバックが3番
- 右ハーフが4番
- センターハーフが5番
- 左ハーフが6番
- 右ウイングが7番
- インサイドライトが8番
- センターフォワードが9番
- インサイドレフトが10番
- 左ウイングが11番
と番号が振り分けられました。
インサイドライトやインサイドレフトは今では見ないポジションですね。現代のサッカーでは右インサイドハーフや左インサイドハーフが代わりでしょうか。
また、今はあまり見かけないですが、一昔前はリベロというポジション(役割)で5番の選手が活躍しました。
現代のサッカーではFWの枚数を減らしDFやMFの枚数(人数)を増やしているため、5番をセンターバックだけでなくボランチや他のポジションの選手が着用することも多いです。
サッカーで背番号5の有名選手(現役の選手)
サッカーで背番号5の有名選手といえば、以下のような選手の名前が挙がるでしょう。
多くがDFからMFの選手ですね。
- ラファエル・ヴァラン(DF フランス代表、レアルマドリード)※代表では4番
- セルヒオ・ブスケツ(MF スペイン代表、バルセロナ)
- ミラレム・ピアニッチ(MF ボスニア・ヘルツェゴビナ代表、ユベントス)※代表では10番
- カゼミロ(MF ブラジル代表、レアルマドリード)※クラブでは14番
- 長友佑都(DF 日本代表、ガラタサライ)※クラブでは55番
※所属クラブは2018年現在のもの
ヴァラン選手は2018年ワールドカップ ロシア大会で優勝したフランス代表でディフェンスの要(かなめ)として活躍したセンターバックの選手です。
ブスケツ選手はグアルディオラ氏がバルセロナで監督だった時、「一番上手い選手」と評されたボランチの選手です。
ピアニッチ選手は「ピルロの後継者」とも言われ、多彩なパスでチームを操るボランチ(役割としてはより攻撃的なレジスタ)の選手です。
カゼミロ選手は、クラブオーナーの意向で攻撃的な選手ばかり集めるレアルマドリードにおいて数少ない守備的な役割をこなすミッドフィルダーの選手です。相手のボールを奪取するなど汗かき役が多いですが、強烈なミドルシュートでの得点力もあります。
長友選手はご存知の方も多いでしょうが、豊富な運動量が最大の武器であるサイドバックです。主に左サイドバックですが、右サイドバックを務める時もあります。5番が好きで、所属するクラブでもまず5番を希望し、無理なら55番をつけるこだわりようです。
サッカーで背番号5の有名選手(往年の名選手)
サッカー選手を引退した背番号5の有名選手といえば以下のようなプレーヤーがいます。
- ファビオ・カンナバーロ(DF 元イタリア代表、ユベントス、レアルマドリード)
- フェルナンド・レドンド(MF 元アルゼンチン代表、レアルマドリード)
- ジネディーヌ・ジダン(MF 元フランス代表、ユベントス、レアルマドリード)
※クラブは主に活躍した時の所属チーム
カンナバーロ氏は175~176cmとDFとしては小柄ながら驚異的なジャンプ力を持ち、ナポリ、ユヴェントス、レアルマドリードで活躍した選手です。バロンドール(ヨーロッパ年間最優秀選手賞)の受賞者でもあります。現在は広州恒大(中国)の監督を務めています。
レドンド選手はプレースタイルの優雅さとトレードマークの長髪からエル・プリンシペ(El Principe = 王子様)の愛称を持つボランチの選手です。
ボール奪取からパスによる組み立てまでこなせる万能型で、レアルマドリードで初のチャンピオンズリーグMVPを獲得したこともあります。度重なるケガや、当時のアルゼンチン代表監督だったパサレラ氏による「長髪禁止令」に反発して代表を辞退、召集拒否したことがなければもっと多くのタイトルを獲得していたでしょう。
ジダン氏は選手としてはユヴェントスやレアルマドリードで大活躍した攻撃的ミッドフィルダーで、
- FIFA最優秀選手賞
- バロンドール
- リーグ優勝
- ワールドカップ優勝
- ユーロ(欧州選手権)優勝
- チャンピオンズリーグ優勝
- トヨタカップ優勝
と、あらゆるタイトルを獲得しました。
また、監督としてもレアルマドリードで史上初のチャンピオンズリーグ3連覇を成し遂げるなどサッカー界を代表する人物です。
背番号はフランス代表での10番が世間的には一番印象が強いでしょうが、ユヴェントスでは21番(その時の10番はデルピエロ氏)、レアルでは5番(その時の10番はフィーゴ氏)でした。
ちなみに、先にご紹介したピアニッチ選手はジダン氏に憧れてユヴェントスでは5番を選びました。
サッカーで背番号5の歴代 日本代表選手
2018年の日本代表(森保ジャパン)ではガラタサライに所属する長友佑都選手が背番号5番を付けています。
歴代の日本代表選手では闘将と呼ばれた柱谷哲二氏(J3 ギラヴァンツ北九州監督)や宮本恒靖氏(J1 ガンバ大阪監督)がいます。
まとめ
サッカーでは背番号5はディフェンダー~ボランチの選手がつけることが多いです。
4番と同様に、ディフェンダーとしてはサイドバックよりもセンターバックの方が比較的多い印象があります。
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