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サッカーの「ポゼッション」とは? 意味や特徴について

   

こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。

今回はサッカーにおける【 ポゼッション 】についてご紹介します。


ポゼッションのイメージ画像

サッカー経験者であればポゼッションの意味はご存知かと思いますが、「たまに日本代表の試合をテレビで見るくらい」の方だと、なんとなくしか分からないこともあると思うので、「ポジションとの違い」やポゼッションの意味、戦術としての特徴についても解説します。

ポゼッション(possession)について

ポゼッション(possession)とは、「占有」「所持」「領土」と言った意味の英語で、サッカーにおいては 「ボール支配率」を意味し、自分たちのチームがボールをキープしている割合のことです。

ボールポゼッションを略してポゼッションと呼ばれます。

日本でいつ頃から使われたかは定かではありませんが、2003年頃のジーコジャパン時代には既にちらほらと使われていました。

 

「ポゼッションサッカー」または「ポゼッションフットボール」と言うと、相手チームにボールを奪わせないようにパスをつないで自分たちが攻撃する時間を増やす戦術を意味します。

 

ちなみに「ポジション」とは、フォワードやインサイドハーフなど、あらかじめ決められた役割や位置のことで、自分の持ち場にしっかり位置取ることを「ポジショニング」と言います。

どちらも「ポゼッション」とは意味が異なります。

 

ポゼッションの特徴について

では次に、ポゼッションサッカーが向いているチーム特徴について解説します。

ポゼッションサッカーが向いているチームの特徴

ポゼッションに向いているチームとは、以下のような特徴をもつチームです。

・ GK、DF も含めた選手全員がパスとボールコントロールに優れている

・決定力のある選手(FW:フォワード)がいる

・ボールを出したら次のプレーのために走れる

 

ポゼッションは、できるだけ相手チームにボールを奪わせずに攻める戦術なので、まず選手全員が正確なパスを出せることが求められます。

その中でも特にオフェンスの選手は単に味方とパスを繋ぐだけでなく、チャンスになるパスを出せる能力も求められます。

そして、バスが来たらすぐチャンスにつなげられるよう、あるいは相手がボールを奪いに来ても取られないよう、正確なボールコントロール(トラップ)の能力も求められます。

 

また、どれだけパスを回してもゴールを奪えなければ試合には勝てません。ですのでチャンスのパスを受け、しっかりゴールを決めることができる選手(主にFW:フォワード)が必要になります。

 

ポゼッションサッカーのメリットについて

ポゼッションのメリットとしては、「人」より「ボール」を多く動かす戦術なので、 選手の体力を温存することができます。

一方、相手チームはボールを奪うためにより走らなければならないので、相手の体力を奪うこともできます。

また、練習によって技術や精度を高めることで行えるので、身長や足の速さと言った対戦相手との身体的な差をある程度埋めることもできます。

更に、パスを回しやすくするために選手間の距離が近くなるため、ボールを奪われてもすぐに数人でプレスに行きやすいという利点もあります。こちらも身体能力の差を埋める工夫の1つですね。

 

ポゼッションサッカーのデメリットについて

ポゼッションのデメリットとしては、チャンスをうかがいながら攻めるため遅攻になってしまうこと、 ボールを回すことに固執しすぎてシュートの本数が少なくなりがちになることです。

遅攻とは攻めるのにじっくりと時間をかけることで、相手に守備を整える時間を与えやすくなります。逆は速攻です。

加えて、疲労によりパスの精度が落ちるとボールを奪われカウンターを受けやすくなります。

 

また冒頭で説明した通り、ポゼッションサッカーをするには高い技術や理解力を要するため、定着させるには時間がかかり、半端に取り入れようとするとかえって選手の能力を活かせなくなったりチームが混乱してしまうこともあります。

例えば、ポゼッションでは基本的には足元でボールを繋ぎますが、パスを回しながら相手のマークをずらしつつほころびを作ることが目的のため、パスを出した後は次のプレーのために動き直す必要があります。ポジションを変えずにただボールを回しているだけではチャンスは作れません。

 

ポゼッションに適したフォーメーション(陣形)について

絶対にこの陣形でなければならないというわけではありませんが、ポゼッションを採用するチームでは、パスコースを多く作るために「三角形」が多くできる「1-4-3-3」のような、中盤が「アンカーを置いた逆三角形」になるフォーメーションを採用するチームが多いです。

ポゼッションしやすいフォーメーションの図

 

ポゼッションに適したポジショニングについて

フォーメーションで説明したように、パスコースを複数作るために三角形を意識したポジショニングが重要です。

例えばロンド(鳥かご)の練習の際、 スペインの公認上級ライセンスを持つ指導者であるランデル氏は攻撃側の選手が「一直線に並んではいけない」と指導します。

一直線上に複数の選手が並ぶとパスコースが減ってしまい、その位置にいる意味が弱くなるためです。

ポゼッションにおいて良くないポジショニングの図

 

サッカーの「ポゼッション」とは? 意味や特徴について:まとめ

今回はサッカーがそれほど詳しくない方に向けて、簡単にですがポゼッションについて解説をしました。

専門知識が身につくとサッカーがより楽しくなるので、ぜひ参考にしてみてください。


記事の著者紹介
札幌在住、元・育成年代対象のコーチを12年間していました
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他のサイトも運営中☞Teaching Others


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