こんにちは。今回は「サッカーで背番号3の意味や有名選手」についてご紹介します。
「サッカーで背番号3といえばどのポジション?」
「背番号3で有名選手って誰がいる?」
といった疑問にお答えします。
サッカーで背番号3の意味
通常、サッカーで背番号3は主にディフェンダー、特に左サイドバックやセンターバックを意味します。
個人的には右サイドの2番に比べてセンターバックに転向した選手が比較的多い印象があります。
3番に左サイドバックが多い理由は サッカーで背番号1の意味、有名選手 でご紹介したように、19世紀から20世紀初頭にかけて背番号制度が本格化した時代に多く使われていたVフォーメーションに由来します。
Vフォーメーションの背番号の割当は以下の画像の通りです。
画像を見てわかるように、後ろのポジションから順番に
- ゴールキーパーの1番
- 右サイドバックが2番
- 左サイドバックが3番
- 右ハーフが4番
- センターハーフが5番
- 左ハーフが6番
- 右ウイングが7番
- インサイドライトが8番
- センターフォワードが9番
- インサイドレフトが10番
- 左ウイングが11番
と番号を振り分けられました。
インサイドライトやインサイドレフトは今では見ないポジションですね。現代のサッカーでは右インサイドハーフや左インサイドハーフが代わりでしょうか。
サッカーで背番号3の有名選手(現役の選手)
サッカーで背番号3の有名選手といえば、やはり以下のような左サイドバックやセンターバックでプレーする選手の名前が挙がるでしょう。
- ジェラール・ピケ(スペイン代表、バルセロナ)
- ジョルジョ・キエッリーニ(イタリア代表、ユベントス)
- アシュリー・コール(元イングランド代表、LAギャラクシー)
- ぺぺ(ポルトガル代表、※レアルマドリード時代)
※所属クラブは2018年現在のもの
A・コール選手は全盛期には最高の左サイドバックの一人と評されたこともある選手です。
ぺぺ選手は現在所属クラブのベシクタシュ(トルコ)では5番です。
背番号3で今後の注目選手としてはダニー・ローズ(イングランド代表、トッテナム)などがいます。また、別の意味で注目の選手としては、ウエストハムとの契約が切れて無所属となってしまった元フランス代表の3番 パトリス・エブラ選手がどのクラブチームに所属するのかという点で気になるところです。
左サイドバック=3番というイメージも、右サイドバックの2番と同様に、昔ほど固定されたイメージではなくなってきています。「左サイドバックで世界最高は誰か?」という話題で名前があがる有名な選手といえば以下の選手がいますが、どの選手も3番ではありません。
- マルセロ(ブラジル代表、レアルマドリード):12番
- ジョルディ・アルバ(スペイン代表、バルセロナ):18番
- ダビド・アラバ(オーストリア代表、バイエルン・ミュンヘン):代表は8,クラブは27番
サッカーで背番号3の有名選手(往年の名選手)
サッカー選手を引退した背番号3の有名選手と言えば以下のようなプレーヤーがいます。
- パオロ・マルディーニ(元イタリア代表、ミラン)
- ロベルト・カルロス(元ブラジル代表、インテルやレアルマドリードなど)※代表では6番
どちらもかつて世界最高の左サイドバックと言われた選手で有名です。
特にマルディーニ氏の3番はフランコ・バレージ氏の6番と共に、ミランでは永久欠番とされています。
ロベルト・カルロス選手は日本では「ロベカル」の愛称でその足の速さと弾丸FKでも有名ですね。
背番号3で左サイドバック以外の有名選手
左サイドバック以外で背番号3の有名選手と言えば、以下のような選手がいます。
- アサモア・ギャン(FW ガーナ代表、カイセリスポル)
- モハメド・カロン(FW 元シエラレオネ代表、※インテル時代とアル・イテハド時代)
- ニクラス・ベントナー(FW デンマーク代表、※ヴォルフスブルク時代)
※所属クラブは2018年現在のもの
カロン選手は元NBAバスケットボールプレーヤーとして有名なアレン・アイバーソン氏に憧れがあり3番を好んで着ていました。
ギャン選手は所属したチームで可能な限り3番のユニフォームを着ています。
これまでにギャン選手が3をつけたクラブチームは以下の通りです。
- モデナ(イタリア)
- ウディネーゼ(イタリア)
- レンヌ(フランス)
- サンダーランド(イングランド)
- アル・アイン(UAE)
- 上海上港(中国)
また、ガーナ代表でも当然のように3を付けています。
ベントナー選手は26番や52番、23番など比較的大きい数字の背番号を付けるのが好きな選手ですが「母が選んでくれたから」という理由でヴォルフスブルクでは3番を選びました。
サッカーで背番号3の歴代 日本代表選手
2018年の日本代表(森保ジャパン)ではFC東京に所属する室屋 成(むろや せい)選手が背番号3番を付けています。
歴代の日本代表選手では松田直樹氏(故人、横浜F・マリノスは3番を永久欠番にしました)や駒野友一選手(アビスパ福岡)がいます。
まとめ
サッカーでは背番号3は左サイドバックもしくはセンターバックの選手がつけることが一般的ではあるものの、昔ほど固定されたイメージというわけではありません。
- 他の背番号の記事:サッカーの知識・雑学
- 関連記事:サッカー選手の背番号:意味、人気、選んだ理由
コメント
このフォーメンションは流石におかしくねぇか?まずキーパーはフォーメンションのとき出さんやろ。あとバック2人なのになぜサイドバックや?センターバックじゃねぇか?
あいうえお さん
コメントありがとうございます。
>キーパーはフォーメーションの時に出さない
そんなことはないと思いますよ。
GKも立派なメンバーの一員ですし、JFAなどはフォーメーションの表記をする時に『1-4-3-3』とGKも入れます。
>このフォーメーションがおかしい
記事に書いた様にVフォーメーションは遥か昔の陣形です。
そして段々とサッカーの発展と共にバックの人数が増えていった時に3番がサイドバックになったということを書いています。
もちろん3番でCBの選手もいるので、『SBもしくはCBの番号』という説明をしています。