こんにちは。今回はFリーグの選手である【Fリーガー】について、元FリーガーとしてFリーグに加盟するクラブの1つ、エスポラーダ北海道に所属し活躍していた山本真太郎さんに取材させて頂いた内容をお伝えします。
サッカーやJリーグに比べて、FリーグやFリーガーについては良く知られていないことも多く、例えば次のような疑問を持つ人も多いです。
- Fリーガーってプロなの?
- 選手生活はどんな感じ?
- Fリーガーになるには何が必要なの?
- 引退した後はどんな仕事に就くの?
そこで、元選手だからこそわかることや思うことを色々と教えて頂きました。
Fリーガーに興味がある人や、将来Fリーガーになりたいという夢や目標を持っている方はぜひご覧ください。
Fリーガーとは
念のため、サッカーにしか興味がない方へ解説します。
FリーガーとはFリーグ(=日本フットサルリーグ)でプレーする選手の総称です。
Jリーグでプレーする選手をJリーガーと呼ぶのと同じですね。
Fリーグ自体の詳細はこの記事では割愛しますので、詳しく知りたい方は下記のFリーグ公式サイトをご覧ください。
Fリーグ公式サイトの補足:メニューにある下記の部分を見るとわかりやすいです。
- CLUB クラブ:ディビジョン1と2に所属するチームが確認できます。
- OUTLINE Fリーグについて:大会の概要が確認できます。サッカー(Jリーグ)と違い、ホーム&アウェイ以外にもセントラル方式や共同開催方式という大会の進め方があります。
山本さんがFリーガーになるまでの経緯
ここからは対談形式でご紹介します。
ではまず、山本さんがエスポラーダの選手になるまでの経緯を教えてください。
元々はバスケの方が好きだったんですが、体験に行ったチームと合わなくて。そんな時に弟がサッカーやりたいと言ったので一緒に体験したら楽しかったので始めました。小学5年生からですね。
そして冬の練習ではじめてフットサルを体験しました。
その時の恩師の影響で、小学生の時点でエスポラーダの選手になるのが目標になりました。
じゃあ小さい時からの目標だったんですね。
そうですね。小学校卒業式で1人ひとりが将来の夢を発表する時も「エスポラーダの選手になる」と言いました。
夢や目標を叶えるには『まず口にする』すると『行動する』につながるので大事だと思っています。
有言実行は確かに大切ですね。
はい。その後は中学でサッカーのクラブチームに所属し、高校からフットサルに転向しました。
そこでもっと上を目指すために北海道を出て、FIREFOX府中(ファイルフォックスふちゅう:現在はFIREFOX八王子に名称を変更)に1年間練習生として参加し、大学2年生頃から徐々に試合に出場するようになりました。
なるほど。
その頑張りが実ってFIREFOX府中ではキャプテンも務められましたね。
はい。それらの経験があったからエスポラーダの選手になれました。
Fリーガーになるには
続いて、いまサッカーやフットサルをプレーしている学生などがFリーガーになるにはどういった方法があるか教えてください。
主にクラブからのスカウト、入団テストですね。
入団テストがいつ行われているのか調べる方法は?
各クラブのHPやSNSで発表されるので、自分でチェックするしかないですね。
なるほど。
ちなみにエスポラーダには、道産子(=北海道出身)の選手、北海道に縁のある選手のみで構成するという方針があります。
おお! クラブによってそういう特色もあるんですね。
Fリーガーの生活は?
では次に、1日のスケジュールなどFリーガーの生活について教えてください。
僕のクラブは夜に練習があったので、日中は社会人として会社務めをしていました。
なるほど、他のクラブも似た状況ですか?
他はクラブ事情や選手によりますね。例えば午前に練習を行い、午後は下部組織(=子供たちのスクール)の練習を担当するコーチとして指導をしたり、クリニックを行ったりという場合もあります。あるいはスポンサー企業やクラブの関連企業で勤務する場合もあります。本当に様々ですね。
フットサルに加えて別の仕事もあると色々大変ですね。
そうですね。なのでコンディションや時間の管理が大切になります。
この辺はクラブによって状況が違うので、自分の生活やプレースタイルと合ったクラブに所属できるかも選手生活を続ける上で重要だと、Fリーグを経験して感じました。
ただ大前提として、まずは選手としてクラブに貢献できなければなりませんが。
ここまでのまとめ
それではここまでの対談の要約です。
Fリーガーになるには主に次の方法がある:
- クラブからのスカウト
- 入団テスト:自分で各クラブのHPやSNSを随時チェックする
Fリーガーの生活は次のように仕事との掛け持ちの場合が多い:
- 選手やクラブの事情によるが、スポンサー企業・関連企業の会社員やクラブの下部組織のインストラクターとして仕事を行い、その前後で選手としての練習を行う生活パターンが多い
- 自分の生活やプレースタイルと合ったクラブを選ぶことはFリーガーとして重要な要素の1つ
長くなったので、別記事で山本さんが伝えたい本質的な「Fリーガーを目指すなら気をつけたいこと」「引退後について」をご紹介します。
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