フットサルの基礎知識:コート・ルール に引き続き、フットサルに関する基礎知識をあなたにお伝えしていきます。
今回はフットサルのポジションについて、具体的にはゴレイロ・フィクソ(ベッキ)・アラ・ピヴォについて、それぞれポジションごとの役割についても解説していきます。
フットサルのポジションについて
フットサルには主に「ひし形」「ボックス型」の陣形がありますが、ひし形の時のポジションで名称がついています。
フットサル(の前身であるサロンフットボール)を日本に取り入れたブラジルにちなんで全てポルトガル語です。
ゴレイロ:GOLEIRO
サッカーのGK(ゴールキーパー)の事です。ポルトガル語なためブラジルではサッカーでもGKの事をゴレイロと呼ぶ様です。
2m×3mのゴールを文字通り体を張って守ります。
サッカーと違いゴール・コートが小さいので、シュートを「止める」というよりも「体に当てる」止め方が基本になります。
サッカー以上に至近距離からシュートが来る大変なポジションですが、その分仲間からの信頼を集めるポジションでもあります。
少し戦術的な話になりますが、サッカーと違いフットサルにはオフサイドが無いので局面によってはディフェンダーの役割もこなさなければなりません。
フィクソ(ベッキ):FIXO(Beque)
位置的にはサッカーのDF(ディフェンダー)ですが、後ろから組み立てる役割も担います。
ボールを奪われれば当然決定的なピンチになってしまうのでDFとしての奪取力・カバーリング力はもちろん、キープ力・早い判断力・パスセンスが求められます。
別名のベッキはポルトガル語で「船首、舵取り」という意味です。
アラ:ALA
サッカーのMF(ミッドフィルダー)、SH(サイドハーフ)と言われますが攻守全てこなすポジションです。
スタミナ、ドリブルスキル、シュートセンス、パスセンス、ディフェンス…など幅広い能力が求められるポジションです。
アラはポルトガル語で「横」の意味です。
- 左サイドをアラエスケルド
- 右サイドはアラジレイド
と言うそうですが、日本ではどちらもアラと呼ぶことがほとんどです。
ピヴォ(ピボ):PIVO
サッカーのFW(フォワード)に相当します。
ポルトガル語で「軸、中心」の意味。名の通り、ひし形の頂点の位置で点を取る役割です。
相手ディフェンダーを背負っている状況も多いためキープ力、そしてその相手をかわしてゴールを狙うシュートセンス、更に味方のボールを繋ぐポストプレーなどが求められます。
後ろからピヴォにパスして展開する事を「ピボ当て」と言ったりします。
(※真ん中のピヴォにボールが入ると横・縦と展開の幅が広がるためチャンスを作りやすい)
ちなみにスペイン語のピボーテと同じ意味ですがこちらはボランチ的な意味で使われますね。
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