今回はフットサルの基本的な動き方・戦術の1つ『パラレラ(pararela)』についてご紹介します。ヘドンド でも話しましたが、フットサルについての知識や練習方法などまだまだサッカーに比べると知られていないことも多いです。
「戦術なんて関係ない」という考え方もあるでしょうが、個人的にはより幅広い知識を知ればサッカー・フットサル両方に活かせると考えていますし、下記にリンクした自作の動画内でも伝えていますが、個のスキルでは負ける様な相手でも戦術次第では戦えるのではないかと思います。
では早速「パラレラ」について解説していきます。あくまで初心者でもわかるよう簡単な内容になっています。
動画でパラレラを確認する
より詳しく動き方をイメージしたい方はまず下記の動画をご覧ください。
再生時間1分26秒 ※42秒過ぎ辺りから動きも付きます
フットサルが上手くなる!? 戦術 パラレラ(pararela)を知ろう
画像を用いて解説していきます。下記の図をご覧ください。
- 赤線=ボールの動き
- 黒線=選手の動き
パラレラ(pararela)は「平行」を意味するポルトガル語です。英語のパラレル(parallel)と同じですね。
タッチラインに平行なパスでチャンスを作ることからこの名前が付いている戦術です。「パラ」と略されて呼ばれることもあります。
パラレラの動き方
具体的な動き方について解説します。
ピヴォがスペースを作る
前にいるピヴォ(図の①)が、フィクソ(図の③)からパスを受ける仲間(図の④)のいるサイドと逆サイドに動き、④の前にスペースを作ります。
この動きで④→①のパスを防ごうと、赤丸で囲った相手DFが内側のパスコースを切ったポジションを取れば、より縦パスが入れやすくなります。
②の選手も①が動きやすいよう、且つ①からパスを受ける様なフェイクのために下がります。
フィクソ③はパスを出したら上がります。この時そのままスペースに向かうと相手DFも付いてきてしまうので、1度中央のスペースで受ける様なフェイクを入れるとより効果的です。
ピヴォが作ったスペースでボールを受け、シュートまたはパス
スペースで縦パスを受けたフィクソ③は相手の対応によってシュートを狙うことも、①にクロスを入れることもできます。
この時②は、フィクソ③が上がったことでできたスペースを埋めます。
右アラ④はもしフィクソ③が攻めあぐねた時にバックパスを受けられるように準備しておきます。
フットサル基礎知識 戦術パラレラ(pararela)まとめ
サッカーの延長でフットサルをしているチームだと、前2人・後ろ2人のフォーメーション「(1)-2-2」になり、そのポジションからあまり動かずパスを受けることも多いかと思います。これだと個人で相手をかわせないと中々チャンスが作れない場面が増えます。
一方のラテラルだと、同じく縦パスを入れる場合でも、相手のマークを外してスペースを作りながら次の展開がしやすくなります。
サカボンで紹介する「ヘドンド」「ジャゴナウ」など、他の戦術と組み合わせてチームの強化にお役立てください。
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