【この項目の概要】
サッカーの普及に伴い、「より少人数でもできる」「女性でもサッカーより始めやすい」などでフットサルも確実に根付いてきました。
特に冬場、屋外での活動が困難な地域では早くからフットサルが盛んでリーグなども整備されています。
今回は、フットサルに関するコートやルールの基礎知識をお伝えしていきます。
フットサルのコートについて
※自作のため、本来直線のペナルティマークのライン3.16mが曲線になっています。ご了承ください。
上の図の様に決められています(2016年現在。時代により若干変更されることもあります)
全てのライン幅は8cm
フットサルコートの大きさ
タッチライン:長さ 最小25m~最大42m(国際試合では最小38m~最大42m)
ゴールライン:幅 最小16m~最大25m(国際試合では最小20m~最大25m)
フットサルゴールの大きさ
横:3.16m(ポスト幅片方0.8m含めて)
縦:2.08m(クロスバー幅0.8m含めて)
フットサルのボールについて
フットサルで用いられるボールには以下の決まりがあります。
- 球型
- 皮革またはその他の適切な素材でできている
- 外周:64cm以下、62cm以上
- 重さ:試合開始時に440g以下、400g以上
- 空気圧:海面の高さの気圧で0.6~0.9気圧(スポーツショップで専門の計器が売ってます)
- 2mの高さから落下させた時、最初のバウンドが50cm以上65cm以下ではね返る
フットサルの基本的なルール
細かいものを含めると膨大(競技規則は約260p)になるため最低限これがわかればフットサルができる、というものをご紹介します。
競技者の数
FP(フィールドプレイヤー)4名+GK(ゴールキーパー)1名の計5名
どちらかのチームが3名未満の場合、試合は開始されない
(途中退場などで3名未満になったら試合放棄)
交代について
いつでもOK。1度出た選手が再びコートに入る事もOK
ただし、
- 交代ゾーンから出入りしなければならない(守らないとイエローカード)
- 交代する選手が出てから代わりの選手が入る(慌てて先に入ると一瞬でも6名コートにいる事になるため、入った選手にイエローカード)
- コートの中と外を区別するために交代要員はビブスの着用義務がある(審判の誤審を防ぐ意味合いがあります)
- GKが代わる時は試合の停止中で、主審&第2審判に通知しなければならない
キックオフゴールは認められない
※サッカーは得点に認められるがフットサルは×(2016年現在)
オフサイドはない
オフサイドとは異なるが、日本における3種以下(=中学生以下)に限り、GKのスローまたはキックがノーバウンドでハーフウェイラインを超えると相手に間接FKが与えられる(ハーフウェイライン上の任意の地点)
※かつて「GKがキャッチ⇒直接パントキックでゴールを狙う」のパターンばかり繰り返され、選手の育成の妨げとなると判断されて追加されたルールです。時代によってはなくなったり変更がありえますのでその都度確認しましょう。
コートから出たら「キックイン」 GKは「クリアランス」
- キックイン ⇔ サッカーはスローイン
- GKはキックインされたボールを足でプレーできる
- 天井にぶつかったらその場所の真下からタッチラインにスライドした場所からキックイン
- キックインはボールが出たタッチライン上もしくはその場所からピッチ外25cm以内の場所から行う
- キックインの時に軸足がラインを越えていたらキックインファール⇒相手のキックイン
- クリアランス:手で投げる ⇔サッカーはゴールキック
- キックイン・クリアランスは直接ゴールには認められない
4秒ルール
アウトオブプレーからの再開は全て【4秒以内】に行わなければならない。
4秒を過ぎてしまうと相手ボール
例、間接FK・直接FK・キックイン・クリアランス・PK
GKが足でプレーする場合も自陣では4秒しかもてない。相手陣内に4秒以内に入れば無制限。
フットサルはゴールキーパーへのバックパスに制限がある
1度バックパスを足で受けたGKがボールをキックした場合、相手選手がボールに触れる前に再度味方選手からパスを受けられない(受けたら相手の間接FK)
フットサルのルール:おまけ
キックインを「チョン」と蹴って味方がシュートを撃つ「チョン・ドン」という戦術がフットサルではよく行われますが、この時「ドン」役の選手が無意識にタッチラインより外に出ている事があります。これはイエローカード対象ですので選手&審判は気を付けましょう。(私は審判をしていた時に見逃して怒られた経験があります)
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