スローインとは:ルール・投げ方などを図解

こんにちは。今回はサッカーのスローインについて、初心者の方や小学生でもわかりやすいようにご紹介します。

小学生のサッカー大会で審判をする時にファウルスローをしてしまう選手をたびたび見かけます。

特に小さいお子様やサッカーを始めて間もない人はしっかりルールや投げ方を覚えましょう。

スローインとは

サッカーの試合でボールが地面もしくは空中でタッチラインを完全に超えた(フィールドから出た)時に、最後にボールに触れていたチームの相手側に与えられる、手を使ってボールをピッチに投げ入れるプレーのことをスローインと言います。

サッカーではゴールキーパーを除いて、ボールを手で扱う数少ない機会ですね。

なお、スローインは英語で「throw-in」または「throw in」と書きます。

タッチラインからスローインする図解用のイラスト

フィールド(=コート、またはピッチ)の長い方の線がタッチラインです

特に幼児や小学校低学年の子などは、タッチラインとゴールラインの違いがわからず、ボールがフィールドから出た時にスローイン、ゴールキック、コーナーキックのどれを行えばいいかわからないことがあるので指導者はしっかり教えてあげましょう。

スローインのルール

サッカーの競技規則でスローワーは次のように投げ方が決まっています。

スローワーとはスローインする人のことです

  • フィールドに面して立つ
  • 頭の後方から頭上を通して両手で投げる
  • 両足ともその一部分をタッチライン後方およびタッチライン上に接しなければならない

ちなみにスローワーは、投げる側のチームの選手であれば誰が投げても構いません。もちろん、ゴールキーパーが投げてもOKです。

次の図を参照に確認しましょう。

スローインのルールを図解したイラスト

  • 今の競技規則(2019/20)には「競技のフィールドに面して立って」と明記されているので、しゃがんで味方の足元に投げるような投げ方は反則になります。
  • 「足の一部分」とは足の裏ではなくとも、つま先が地面に付いていればOKという意味です。

では次に、ファウルスローについて確認していきましょう。

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ファウルスローについて

先程ご紹介した正しいスローインの投げ方をしないとファウルスローになります。

一部の地域では「反スロー(はんすろー)」などと言われることもありますが、一般的なファウルスロー(ファールスロー)という呼び方で覚えた方が良いでしょう。

わかりやすいよう、ありがちなファウルスローの種類を図にしてみたのでルールを確認しましょう。

ファウルスローの図解用イラスト

  1. 片足を上げたり、ジャンプしたり(=両足を地面から離したり)してしまう:小さい子の場合、よくピョンとジャンプして投げてしまったり投げた反動で足が上がってしまったりすることがよくありますが反則になるので注意が必要です。
  2. タッチラインより前方に足を置いてしまう:コートに足が入っている状態は中学生でも見かけるので気をつけましょう。
  3. 頭を通過せずに投げてしまう:小さい子にありがちな、おじぎのように腰を曲げて投げることでボールを持った両手が頭上を通過しないまま投げてしまう状態ですね。
  4. 体をひねって投げてしまう:例えば上半身だけ違う方向を向いて投げることは反則になります。力が弱い小さい子供が体を回転させて投げることがありますね。
  5. 片手で投げてしまう:これも小学生以下の子がやりがちですね。

スローインがゴールに入ってしまった時のルール

一般的にスローインはボールを味方の選手に渡して試合を再開すために行うものですが、まれにどの競技者も触れずにそのままゴールに入ってしまうこともあります。

そういう時はどうすれば良いか解説します。

スローインのボールが味方のゴールに入ってしまったら

スローインしたボールを味方・相手どちらの選手も触らず直接 味方のゴールに入ってしまった時は相手のコーナーキックになります

得点にはならないので審判の方は間違えないようにしましょう。

もちろん、味方の選手がトラップをミスして味方のゴールに入ってしまった時は相手の得点になります。

スローインのボールが相手のゴールに入ってしまったら

スローインしたボールを味方・相手どちらの選手も触らず直接 相手のゴールに入ってしまった時は相手のゴールキックになります。こちらも得点にはなりません。

 

それぞれの場合を図にしたので確認しましょう。

スローインがゴールに入ってしまったときのルールを図解するイラスト

このように、スローインから直接得点することはできないので覚えておきましょう。

スローインしたボールについて

スローインでは次のようなことが時々起こります。

  • スローインしたけどボールがフィールドに入らなかった
  • スローインしたボールがフィールドに入った後、選手が触れる前にまた外に出た

こういった場合の再開方法は次の通りです。

スローインしたけどボールがフィールドに入らなかったら

もう1度スローワー側のチームのスローインでやり直しです。

アウトオブプレー(=プレーが止まった状態)からインプレー(=プレーされている状態)にまだなっていないという判断ですね。

スローインしたボールがフィールドに入った後、選手が触れる前にまた外に出た

ボールがフィールドから出た位置から相手チームのスローインとなります。

いったんボールがフィールドに入っているのでインプレーとみなされます。

スローインしたボールの行方によって再開方法が異なる

投げ方以外のスローインに関するルールについて

スローインについては、スローワーの投げ方以外にも細かな規則があるので確認しましょう。

スローインはオフサイドにならない

スローインはオフサイドになりません

ですからボールばかり見ているとディフェンスラインの裏をつかれてピンチを招くこともあるので注意が必要です。

スローインの時、相手競技者は2m離れる

味方の選手は近づいても良いですが、相手の選手はスローワーから、もっと正確に言えばスローインが行われるタッチライン上の地点から2m以上離れなければいけません。

スローワーから2m離れるイラスト

これを守らず、スローインの妨害などを行うと反スポーツ的行為で警告:イエローカードです。

もしボールを既に投げてしまっていた場合はスローワー側の間接FK(フリーキック)になります。

スローインを妨害するイラスト

プレーを遅らせる目的でのスローワーの交代は警告

スローワーを交代することはできますが、1度スローインを行おうとした選手が急に別の味方選手にスローインを任せると、プレーの再開を遅らせる時間稼ぎが目的とみなされ警告:イエローカードとなります。交代するならすぐ行うよう注意しましょう。

わざと相手選手にスローインしたら?

  • 不用意
  • 無謀
  • 過剰な力を用いる

上記3つを行わず正しい方法でスローインをしたけど、意図的にボールを相手選手に向けて投げた後、はね返ったボールを自分のものとしたらどうなるでしょう?

正解は「主審はプレーを続けさせなければならない」です。反スポーツ的行為のような気がしますが違うんですね。

出典:「2019/20 競技規則15条 スローイン 」の 1.進め方 より

自分がスローインしたボールを自分が最初に触ったら?

スローインしたボールを他の選手が触る前に、スローワーが自ら触ってしまった場合、次のようになります。

  • 手以外で触った:相手の間接FK
  • 手で触った:相手の直接FK

スローインから間接FKになる場合のイラスト

ペナルティーエリアで自分がスローインしたボールを自分が最初に触ったら?

上記のボールに触った場所がペナルティーエリアだった場合、更にルールが次のようになります。

  • スローワーがGK以外だった:相手チームのペナルティーキック
  • スローワーがGKだった:相手チームの間接FK

スローインからPKになる場合のイラスト

めったに見る光景ではないですがありえることですし、ルールもちゃんと決まっています。

出典:「2019/20 競技規則15条 スローイン 」の 2. 反則と罰則 より

スローインの時間は?

例えばゴールキーパーの場合は自陣のペナルティーエリア内で、手または腕でボールを6秒以上保持すると相手チームの間接FKになります。

しかし、スローインは何秒以上かけたら反則というのは明記されていません。

さきほど出てきたように時間稼ぎと見なされれば警告なので、スローインはできるだけ早く投げましょう。

スローインで有名な選手

スローインで有名な選手を2人ほど紹介します。

  1. ステインソル・ソルステインソン(アイスランド)
  2. ロリー・デラップ(アイルランド)

2人のようにボールが遠くに投げれればスローインからでも立派なチャンスが作れます。

ハンドスプリングスローで有名なソルステインソン

ソルステインソン選手といえばハンドスプリングスローで日本でも有名になりました。

ハンドスプリングスロー(英語で handspring throw)とはフリップスロー (英語で flip throw) とも呼ばれるスローインの投げ方のことで、スローワーが1回転することで反動をつけてより遠くにボールを飛ばす方法です。

図にするとこんな感じです。

ハンドスプリングスロー(フリップスロー)のイラスト

2012年2月24日、キリンチャレンジカップの日本vsアイスランド戦でソルステインソン選手がこのスローを連発して話題になりました。

彼以外でもごく少数ではありますが、ハンドスプリングスローを行う選手はいます。

例えば2017年にはアメリカ3部の試合で「ハンドスプリングスロー → 相手選手のヘディングクリアミス → 味方選手がオーバーヘッドでゴール」というめったに見られないプレーが話題になりました。

ただし、個人的な疑問として「競技のフィールドに面して立って」と明記されたことでハンドスプリングスローがファウルスローになってしまうのではないか? というのがあります。

めったに見られない投げ方なのでファウルにしないで欲しいところです。

ロングスローで有名なロリー・デラップ

元アイルランド代表でイングランドのストーク・シティFCに所属していたデラップ選手(現在はコーチ業を務める)は「人間発射台」「投石機」という異名を持つロングスローが得意な選手です。

約40mは飛ぶと言われるそのスローはコーナーキックやフリーキックと同様、貴重な得点チャンスを生み出しました。

当時アーセナルの監督だったベンゲル氏の「サッカーは足で行う競技であのようなスローインは不公平。キックインを採用すべき」という言葉からもその威力がうかがえますね。

なお、このデラップ選手はスローインのし過ぎで肩を痛めて欠場したこともあるので、これからロングスローを身につけたいと考えている人は注意が必要です。

まとめ

それでは今回のまとめです。

  • スローインはボールがフィールドのタッチラインから完全に出た時に行う手でボールを投げ入れるプレーのこと
  • ルールや投げ方が決まっている
  • 守らないとファウルスローになる
  • 妨害など悪質な場合や反スポーツ的な行為には警告が出る
  • スローインで有名になった選手もいる

これからサッカーを始める人はうっかりはファウルスローをしないよう気をつけましょう。

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