今回はフットサルの基本的な動き方・戦術の1つ『ジャゴナウ(diagonal)』についてご紹介します。
別の記事「 ヘドンド 」や「 パラレラ 」でも話しましたが、フットサルについての知識や練習方法など、まだまだサッカーに比べると知られていないことも多いです。
「戦術なんて関係ない」と考える方もいるかと思いますが、個人的にはより幅広い知識を知ればサッカー・フットサル両方に活かせると考えていますし、下記にリンクした自作の動画内でも伝えてる通り、個のスキルでは負ける相手でも戦術次第では戦えるのではないかと思います。
それではジャゴナウ(ジャゴナル)について解説していきます。あくまで初心者でもわかるよう簡単な内容になっています。
動画でジャゴナウを確認する
より詳しくジャゴナウの動き方をイメージしたい方は下記の動画からご覧ください。
1分27秒 ※44秒過ぎ辺りから動きも付きます
フットサルが上手くなる!? 戦術 ジャゴナウ(diagonal)について
今回も画像を用いて解説していきます。まずは下記の図をご覧ください。
- 赤線=ボールの動き
- 黒線=選手の動き
ジャゴナウ(diagonal)とは「斜め」や「対角線」を意味するポルトガル語です。英語のダイアゴナル(diagonal)とスペルも一緒ですね。
サッカーでも選手が斜めに走る動きをそのままダイアゴナルと言います。
パラレラがアラからタッチラインに平行なパスでチャンスを作る戦術であるのに対し、ジャゴナウは逆サイドへの展開でチャンスを作るのが特徴です。
ジャゴナウの動き方
続いて具体的な動き方について解説します。下の図をご覧ください。
ピヴォがスペースを作る(パラレラの時と反対側に動く)
前にいるピヴォ(図の①)が、フィクソ(図の③)からパスを受ける仲間(図の④)のいるサイドと同じ方のサイドに動き、②の前(=④から見て対角線上)にスペースを作ります。
この動きで④→①のパスを防ごうと、赤丸で囲った相手DFが縦のパスコースを切るポジションを取れば、より斜めのパスを通しやすくなります。
②の選手もスペースを作るため、且つ、①からパスを受ける様なフェイクのために下がります。
フィクソ③はパスを出したら上がります。
この時そのままスペースに向かうと相手DFも付いてきてしまうので、パラレラの時と同様に、1度中央のスペースで受ける様なフェイクを入れるとより効果的です。
ピヴォが作ったスペースでボールを受け、シュートまたはパス
スペースで縦パスを受けたフィクソ③は相手の対応によってシュートを狙うことも、①にクロスを入れることもできます。
この時②は、もしフィクソ③が攻めあぐねた時にバックパスを受けられるように準備しておきます。
右アラ④は相手のカウンターに備え、フィクソ③が上がったことでできたスペースを埋めます。
フットサル基礎知識 戦術ジャゴナウ(diagonal)まとめ
実際に「フットサル経験者」と対戦すると、同じスポーツなのに別の競技をしているかの様に感じる時があります。それくらい自分とは動き方が違い、気づいたら裏を取られていたりマークを外されていたりします。
今回紹介した戦術もそういう「相手を崩すフットサルの動き」の1つです。
ぜひ上に書いた様な他の戦術と合わせてチームとしての戦い方を身に付け勝利に結びつけてみてください。
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