サッカー部のマネージャーってどんな仕事をするの?

今回は サッカー部のマネージャーはどんな仕事をするのか? についてご紹介します。

前回の Q3,「とにかくサッカーについて知りたい」 でお答えしていますが、関連する質問もありましたので、もう少し掘り下げていきます。

お問い合わせなどを通じて中高生から度々マネージャーについての質問が来るので、これからマネージャーをやりたいという人のお役に立てばと思います。

サッカー部のマネージャーがする仕事について

まず、チームはもとより高校か大学かによってもマネージャーの業務内容は変わってきますが、おおよそ次の役割を行います。

  • 選手が飲むドリンクの準備
  • 練習で使う道具の準備や手伝い
  • 練習や試合の記録ノート(=スコアノートを記入する
  • 応援:選手のモチベーションアップ

その他、チームによっては以下の業務が加わる場合もあります。

  • ビブスやユニフォームの洗濯
  • サッカー部の部室掃除
  • 選手が怪我をした時に、テーピングなどの応急処置
  • 会場設営の補助
  • 貴重品管理
  • 相手校とユニフォームの色がかぶらない様に打ち合わせ

大学サッカー部のマネージャー(主務)の場合

大学のサッカー部では上記の他に、次の業務などが加わる場合があります。

  • 学連や体育課との連絡
  • 試合相手との交渉
  • 書類作成、配布
  • 経費管理

補足ですが、大学では体育系の部活動のマネージャーのことを主務と呼ぶこともあります。

スコアノート(スコアブック)のつけ方について

スコアの付け方を教えてください。

といった質問もありました。

これからマネージャーをされるのでしょうか。がんばってほしいですね。

説明用に簡単なものを作ってみました。

次のようなことが記載されているのがサッカーのスコアブックです。

画像:サッカー用スコアブック(スコアノート)

本物のスコアブックが欲しい場合は下記を参考にしてください。

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スコアブック(スコアノート)はチームの分析をするのに役立つので、こまめに書いておくと良いですね。

基本的には次の例のように項目通りに記入していけばOKです。

サッカーのスコアブックの記入例

注:記入された名前は実際の人物とは無関係です

ただ、「サッカーを全く知らないので具体的な書き方を教えてほしい。FWやMFって何ですか?」という質問も来たため、これから使う方のために上の画像をもとに解説と補足をしておきますのでご確認ください。

FWやMFがわからない方はこちらの記事をご覧ください:
サッカーのポジション・フォーメーション・役割について

スコアブックの書き方を解説:図には得点した時の状況を書く

フィールドの絵が書いてある図(上の画像だと左側の部分)には『得点した選手』や『アシストした選手』の名前と、次の様な記号で得点シーンまでの状況を簡単にメモします。

  • 「①」:味方選手。丸の中は背番号
  • 「●」:相手選手
  • 「→」:パスやシュートなどボールの流れ
  • 「~」:ドリブルなど人の動き

試合後に振り返った時、どういう形で点が取れたかなど分析するのに役立ちます。

スコアブックのシュート数について

上の画像だと右側にあるシュート数の所は「(せいの字)」などでシュートを撃った数を書きます。

いちいち数字を書くと書ききれない場合があるので私の時代は「正」を使っていました。

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マネージャーという仕事の魅力とは

続いては、サッカー部に限らずマネージャーという役割の魅力についてお話しします。

「自分がプレーするわけではないマネージャーって何が楽しいの?雑用でしょ」と思う人もいますが、その仕事に様々な魅力を感じてマネージャーをしている人も多いです。

マネージャーの魅力:がんばる人の役に立てる

サッカー部のマネージャーは、「怪我をした選手が治るまで代行する」といったケースなどを除いて女子が行うことが多いのではないでしょうか。

そのためサッカー部に限らず男子の部活動の場合だと不純な動機を勘ぐられることも中にはありますが、『目標に向かって一所懸命がんばる人の役に立ちたい!』という純粋な気持ちでマネージャーをしている人は多いです。

そして実際にその部活が成果を出した時に『自分が応援してきたこと、やってきた仕事が役に立った』『人との支え合い』を実感でき、共に喜べることに魅力があります。

マネージャーの魅力:好きなスポーツを間近で見られる

「自分はそのスポーツが好きだが運動は苦手」「元々そのスポーツをしていたが怪我で選手も道はあきらめた」という人もいます。

そんな人でもマネージャーの業務をしながらそのスポーツに関わることができます。それはプロの試合観戦に行くのとは違った魅力です。

また、自然とその競技のルールなどにも詳しくなるので、よりそのスポーツが好きになれるのも魅力です。

マネージャーの魅力:自分の力でその部活の質を高められる=マネジメント

一昔前に「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』」(通称「もしドラ」)という本が流行り、ドラマ化・アニメ化・漫画化もされましたが、文字通りチームをマネジメントすることができるのもマネージャーの魅力です。

単なる選手のサポートだけでなく、一歩引いた立場から客観的にチームの課題や問題点を見つけ、それを選手や監督と共有することでチーム力を高めることができます。

時間・選手のやる気・練習道具、これらの管理ひとつとってもチームの質は変わります。

私が大学時代に所属していたサッカーサークルのマネージャーはその経験を活かし、後に某大手企業の秘書課に就職しました。

この様に、人を助けて動かす経験を将来に活かせるのも魅力の1つでしょう。

サッカー部のマネージャーってどんな仕事をするの?:まとめ

マネージャーにはサッカープレイヤーとはまた別の難しさ、要求されることが多々あると思います。その分、続けることで得られることも多い役割でもあります。

この記事を書いているのが4月なので、これからマネージャーになる方、ご興味ある方に仕事内容の参考になり魅力が伝われば幸いです。

サッカーに関するご質問がある方は LINE@ などからどうぞ

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