サッカーのユニフォームについて【色・由来など】

画像:サッカー日本代表の新ユニフォーム

引用元:Qoly 日本代表、新ユニフォームっぽい画像がリーク!あの「炎」のモデルが復活?

今回は【サッカーのユニフォーム】をテーマに関連した内容をご紹介していきます。

代表ユニフォームに「炎」が復活か!?

2018年ロシアワールドカップ出場に向けて闘っているサッカー日本代表。そのオフィシャルサプライヤーであるadidasからユニフォーム画像がリークされました。それが上記の画像です。

日本代表のユニフォームにおける「」と言えば、ちょうど20年前に日本がW杯(ワールドカップ)初出場を決めた時にデザインされていたものです。

画像:W杯初出場を決めた時のサッカー日本代表

引用元:ヤフーブログ サワディーカップ&ワールドカップの画像

この記事を書いている時点での日本代表はアジア最終予選B組1位ですが、2位のサウジアラビアと同じ勝点、3位オーストラリアとも3差と1試合で変わってしまう予断を許さない状況にいます。それを意識しての今回のデザインなのでしょうか。

ちなみにadidasではtwitter公式アカウント「アディダスフットボール(@adidasFTB_jp」でこれに関連したキャンペーンを行っています。

「#あの日の炎」「#ヨビサマセ」などのハッシュタグが日本代表選手の画像と共にツイートされていますね。

追記:代表戦に炎ユニフォームが着用されるかは「未定」とのことです

こちらのデザインは「FIFAワールドカップ初出場決定20周年メモリアルユニフォーム」として、2017年5月1日(月)の0時より、2万枚限定で発売されるものだということがわかりました。発売されるのは以下の3種類とのことです(全て税別)。

  • サッカー日本代表 メモリアル オーセンティックユニフォーム半袖:14,000円
  • サッカー日本代表 メモリアルレプリカユニフォーム半袖:8,990円
  • KIDSサッカー日本代表 メモリアルレプリカユニフォーム半袖:6,900円
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日本代表歴代ユニフォームについて

今やちょっと検索すれば画像は見つかる時代ですが、JFA(日本サッカー協会)公式サイトに「歴代ユニフォーム」というページがあり、過去のユニフォームがどんなものだったかが一覧で見られます。

上のリンク以外からも、JFAのHP→日本サッカーミュージアム→歴代ユニフォームの順で行けます。

※今(2017年4月26日)見ても2010年までのものしか掲載されていません

日本代表のユニフォームが青色な理由は「不明」

これはJFAが公式に回答しているものです。

「日本の国土を象徴する海と空の青」と一般的に考えられていますが、実際は後になってつけられた理由で、なぜ青なのかということは文献が残っておらず不明です。

中略

1992年以降は現在のSAMURAI BLUEに象徴されるように青を使用しています。

エンブレムに描かれているのは「八咫烏(やたがらす)」

有名な話ですが、日本代表のユニフォームには「ヤタガラス」のエンブレムが1931年から付けられています。

「八咫烏(やたがらす・やたのからす)」とは日本書紀などに登場する、神武天皇が熊野から大和に進入しようとして山中で道に迷った時に道を示した三本足のカラス(神のつかい)です。

ただしこの話に倣(なら)って採用されたかどうかは不明とのことです。

ちなみに、このエンブレムに使われている他の部分にも意味があり、「黄色は校正」「青は青春」を表しています。




各国のユニフォーム事情

では他の国のユニフォームはどうでしょうか。

国によっては「○○と言えば●色!」の様に、すぐにイメージさせられるものもありますね。いくつか特徴的な例を挙げます。

イタリア代表のユニフォームと言えば「青色」

イタリア代表は通称『アズーリ(Azzurri = 青の軍団)』と呼ばれます。

これは「小国の集まりだったイタリアの統一を果たしたサヴォイア王家の紋章に青色が使われていたことに由来する」という説が有力です(もう1つは「地中海の青さから取った」というもの)

イタリア王国(1861~1946)の国旗

画像:イタリア王国の国旗

この旗はイタリア統一に向けたサヴォイア家の軍機として1848年から使われていた様です。真ん中がサヴォイア家の紋章で共和制になる時に外されました。

ブラジル代表のユニフォームと言えば「黄色」

ブラジル代表は通称「カナリア軍団」と呼ばれる「黄色」が特徴的です。

しかし実は元から黄色だったわけではありません。

自国で1回目に開催した1950ブラジルワールドカップの時は「白色」のユニフォームでした。

しかし、ブラジルの聖地「マラカナン・スタジアム」で「199,854人の観客の大半がブラジルサポーター」、対戦相手のウルグアイに「引き分け以上で優勝(当時はトーナメント制ではなかった)」という状況にもかかわらず、1-2で敗れてしまいます。

あまりの出来事に2人がその場で自殺し、2人がショック死、20人以上が失神するという大事件(後に「マラカナンの悲劇」と呼ばれる)になったため、これ以降白色は採用されず、代わりに国旗にも用いられている黄色が採用される様になりました。

ちなみにブラジル代表のことを別名「セレソン」と呼ぶこともありますが、こちらは英語の「セレクション=選抜」と言う意味でそのまま「代表」と言う意味です。

「赤い悪魔」の発祥はベルギー代表!?

サッカーを好きな人なら1度は聞いたことがある「赤い悪魔」というフレーズがあります。多くの人はマンチェスターユナイテッドを想像しますが、実は由来はベルギー代表です。

1906年4月30日、オランダのロッテルダムで行われたオランダ対ベルギーの試合において、ベルギーが3-2で逆転勝利した様子を記者が「美しいディアブル(diables=悪魔)」と表現し、ここからベルギー代表の赤いユニフォームと合わせて「ディアブル・ルージュ(赤い悪魔)」という表現が広まりました。

日本におけるユニフォームの裾(すそ)出しに関する規則

サッカー経験者の方で「ユニフォームをパンツに入れなさい」と注意を受けたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし今のサッカーでは裾を出すのが当たり前の様に見えますね。実は日本においては2012年よりこの規定がなくなりました。

ジャージ(シャツ)の裾出しについて

2006 年 7 月 28 日付文書「競技者の用具の正しい着用について」をもって、日本においては「シャツの裾をパンツに中に入れてプレーしなければならない」と通達しましたが、 この規定を廃止することとしましたので、お知らせします。

ただ、育成年代においては「大きめのユニフォームを着る子も多く、プレーしやすい様に」「相手チームの選手に引っ張られやすく危険」などの理由から自主的に裾をしまわせているところも多いです。

GKは赤いユニフォームの方がPKを止めやすい!?

イギリスの心理学者らによる研究(2010年)で、青や緑色のユニフォームを着たGKよりも「赤いユニフォーム」のGKを相手にすると約2倍ゴールを決めるのが難しくなるという結果が発表されたことがあります。

もし、これからユニフォームを決めるチームがあれば参考になるかもしれませんね。

サッカーのユニフォームについて:まとめ

ユニフォーム1つとってもプレーに関わってくるものです。例えば「フォルム:動きやすさ」「性能:速乾性・吸水性など環境に合ったものでないと集中しづらくなる」「デザイン:チームの誇り・アイデンティティ」などが挙げられます。

あるいはプロチームであればデザインは「売上」にも関わってきます。

また、草サッカーで自分たちのチームを作る場合もかっこいいユニフォームの方がモチベーションも上がりますね。




 

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