サッカーのルール:初心者向けに基本から解説

2019/2020シーズンより、ルールがいくつか変更になっています。下記の記事もご覧ください。
2019/2020年競技規則の改正:ルールが色々変わるので解説
2019~2020年シーズンの競技規則(=サッカーのルール)で、大きな変更がいくつもあるのでご紹介します

こんにちは。今回は【サッカーの基本的なルール】を解説します。

サッカーのことをほとんど知らない、あるいはこれからサッカーを始める様な初心者の方でもわかりやすいように、「試合時間」「人数」「勝敗のつけ方」「クーリングブレイク」「勝点」などをご紹介していきます。

サッカーの基本的なルール

サッカーは制限時間内にボールを、相手のゴールへ手・腕以外で相手チームより多く入れた方が勝利するスポーツです。ここまではご存知かと思います。

ではより細かく各項目をみていきましょう。

サッカーのプレー人数について

サッカーは基本、 11人 vs 11人 で行います。加えて主審1名副審2名第4の審判1名で、交代は基本3名まで国際Aマッチは6名までOKの場合あり)とされ、1度交代した選手は再びピッチに入ってプレーすることは出来ません。

小学生のサッカーはルールが若干異なる:主に8人制

日本では小学生の試合は8人制8人 vs 8人で行われ、交代は基本自由で再出場も可能です(ただし大会の規約により異なります)。これは小学生の年代を育成年代と捉え、「より多くプレーさせる(ボールに触る回数や時間を増やす)」のが目的だからです。

日本以外では小学生(育成年代)の人数は国によって異なる

「日本では」と書きましたが他の国では7人制(=7人vs7人)が多い様です(知っている範囲だとスペイン・マレーシア・メキシコなど)。

あるいはフランスやドイツなど、9人制(=9人vs9人)で行っている国もあります。

追記:ドイツは年齢ごとに7人制・9人制とだんだん増やすそうです。奇数なのはトップカテゴリーの試合が11人制なためです。

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サッカーの試合時間について

サッカーの試合時間は、基本的に45分ハーフです。ハーフタイムの休憩は15分を越えてはいけません

他の年代は基本、高校生40分、中学生30分、小学生15分~20分ハーフとなります。

※大会の規定により異なります

試合中、プレー以外のことに使われた時間は次に説明する「アディショナルタイム」として追加されます。

アディショナルタイム(Additional Time)について

アディショナルタイムとは、昔の言葉では「ロスタイム」「インジェリータイム」などと呼ばれていたもので、「選手交代」「負傷した選手の搬出(コートの外に運び出すこと)」「クーリングブレイク」「飲水タイム」など『空費された時間』に対する『追加時間』のことです。

これがないと、例えば「残り時間1分で勝っていたチームが時間稼ぎのために必要ない選手交代を3回する」などで余計な時間が経過して、試合終了となってしまい不公平となります。

アディショナルタイムは両方のチームに公平を期するための時間です。ちなみに試合中継で「アディショナルタイムは1分です」と言った場合、「1:00~1:59」までを含みます。

アディショナルタイムにおける、時間の計測は主審に委ねられます

アディショナルタイムについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

クーリングブレイクについて

クーリングブレイクとは、酷暑(摂氏32度以上)の場合、熱中症対策のために前後半それぞれ30分の前後で3分間の休憩を取ることです。サッカーの試合では途中でタイムアウトなどは取れないので、変わりのその日の気温を見てクーリングブレイクを適応するかを審判団が判断し、お互いのチームに伝えます。

摂氏とは「℃」で表される日本で一般的な温度表記のことです。アメリカなど他の国では華氏(°F)が使われています。

飲水タイムについて

クーリングブレイクと同じく熱中症対策の一環で行われます。

飲水タイムは30秒から1分ほどで、あくまで給水を目的とするため、指示や作戦をする時間はありません。また選手はコートから出られず、ライン際に置いてある水を飲むか、交代メンバーに渡してもらうという方法になります。

サッカーの「得点」「勝利」条件とは

ゴールへボールを手、腕以外でより多く入れたチームが勝利です。

この「ゴールに入れる」とは『地面、空中を問わずボールがゴールポストの間のゴールラインを完全に超えた時です。

ゴールネットに当たらなくてもラインを越えればゴールです。例えばライン上にまだボールが残っている状態でキーパーやディフェンダーがクリアした場合はゴールにはなりません。

次に、リーグ戦であれば基本は「勝ち点3制」を採用します。

勝ち点3制とは:試合の結果によってチームに次のポイントを付与する制度のことです。

  • 勝利:+3
  • 引き分け:1
  • 負け:0

全チームとホーム&アウェイで戦い勝ち点が一番多いチームが優勝となります。

トーナメントであれば最後まで勝ったチームです。

勝点2制の時代も存在した

ちなみに昔は多くのリーグで勝点2制が採用されていました。

しかし、試合で勝利した場合と引き分けの場合で差が1しかないため、引き分け狙いをするチームが多かったのです。

そこで「よりエキサイティングな試合が見たい!」というファンに応えるため、勝ち点3制が採用されています。

サッカーで引き分けの場合

サッカーの試合には総当たり戦の「リーグ」形式と、一発勝負の「トーナメント戦」形式がああります。

それぞれの引き分けについては以下の通りです。

①「試合に」引き分けた場合

  • リーグ戦であれば上記の勝ち点1
  • トーナメントや勝敗を決める場合は前後半15分の延長戦を行い、それでも決まらなければ「ペナルティマークからのキック(俗に言うPK戦)」で決めます。PKは試合終了時に出場していたメンバーから5名ずつ選んで順に蹴ります。5名を過ぎても決着がつかなければ6人目以降の選手が蹴ります。めったに無いですが11人全員蹴ってもまだ決まらなければ決まるまで続けます。PKを蹴る時以外は両チームともセンターサークル内にいなければなりません。

②リーグで勝ち点が同一だったら

  1. 全試合の「得失点差」(「総得点」-「総失点」)
  2. 全試合の「総得点」
  3. 全試合の「総失点」※下記参照
  4. 反則ポイント
  5. 抽選

Jリーグは異なり「当該チーム間の対戦成績(勝点⇒得失点差⇒総得点数)」

サッカーのルールをもっと知りたい方へ

サッカーの他のルールをもっと知りたい場合は下記の記事をご覧ください。

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まとめと補足

しっかりとした文面で公式のルールを知りたいという方は、JFA(日本サッカー協会)のサイトで確認できます。

下記の記事では2019/2020年の競技規則改正の他、JFAサイトでの確認方法についても解説しています。

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