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PK、ペナルティマークからのキックについての細かいルール

      2017/06/21

サッカーのPK画像

【PKの際、「退場」から「警告」に判定が変更した理由とは?】

PK、ペナルティマークからのキックについて』お話しします。

サッカーのルールは時代の流れに合わせその都度変更、改正されますが、PKについても例外ではありません。例えば、今まで退場(レッドカード)だった判定が今後は警告(イエローカード)になりました。

その理由も含めて「PK」及び、「ペナルティマークからのキック」のルールを解説していきます。

PK(ペナルティキック)について

PK(ペナルティキック)とは守備側の選手が自陣のペナルティエリア内で、「ボールをプレーしようとした結果、もしくは相手競技者に挑んだ結果、反則を犯した時」に行われるものです。

『三重罰』回避のために「退場」から「警告」に変更

今まではこの状況、特に決定的な得点場面での阻止となるファウル(反則)に対して、反則をした競技者にはレッドカード(退場)が出されていました。しかし、

  1. 相手チームにペナルティーキック(PK)が与えられる
  2. 反則をした競技者は退場となる
  3. 且つ、その競技者は次試合出場停止

という3つの罰(ペナルティ)が課せられることになり、「PKの時点で得点する機会は事実上回復している」との考えから、今後は イエローカード(警告)となります。




ハンドや、悪質なファウルは引き続きレッドカードの対象になる

「公正公平なプレー(フェアプレー)」を確保するために、以下の反則を犯したのであれば、その守備側競技者には「退場」が命じられます。

  • ボールを手または腕で扱う
  • 相手競技者を押さえる
  • 相手競技者を押す
  • 相手競技者を引っ張る
  • 守備側競技者がボールをプレーしようとしていない
  • ボールをプレーできる可能性がない

上記2つの違いは

「あくまでボールに対して行った結果ファウルをしてしまった」

「最初から相手の選手に対してファウルをした、もしくはハンドをした」

で判断できると思います。

競技規則には見極めるために

  • 反則とゴールの位置
  • プレーの方向
  • ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性
  • 守備側競技者の位置と数

を考慮しなければならないとあります。

実際の試合を見ていると、審判の裁量によってカードが決まることの方が多い様に感じますが、審判をされる方は覚えておく内容です。

ペナルティーエリア外で「決定的な得点の機会」を阻止した場合

PKではありませんが、ペナルティーエリアで「決定的な得点の機会の阻止」をした競技者は、これまで通り「退場」そして「次試合出場停止」となります。

考えられるのはこんな場面でしょうか。

ペナルティエリア外で「決定的な得点の機会の阻止」

PKでやってはいけないこと

次に、実際にPKを行う時に注意すべきことをご紹介します。

キッカー側がPKでやってはいけないこと

「キッカーは指定された人でなければならない」

指定されたキッカー以外の選手がボールを蹴ったら、ゴール、ノーゴール問わず、「間接フリーキック+蹴った選手にイエローカード」となります。

「ボールを後方に蹴る」

ゴールと反対側、つまり後方に蹴った場合はゴール、ノーゴール問わず、「間接フリーキック」となります。

「いったん助走が完了してからフェイントをかけてキックする」

助走中のフェイントは認められていますが、助走し終わってからフェイントをした場合はゴール、ノーゴール問わず、「間接フリーキック+蹴った選手にイエローカード」となります。

GK(ゴールキーパー)がPKでやってはいけないこと

ゴールキーパーはボールが蹴られるまで、「キッカーに面して、両ゴールポストの間のゴールライン上にいなければならない」と決まっています。

PK:ピーケー:ペナルティキック

「ボールが蹴られる前に動いた(前に出たなどの)場合」

  • ボールがゴールに入った ⇒ 得点が認められる
  • ボールがゴールに入らなかった ⇒ やり直しの上にGKにはイエローカード

ペナルティーキックの結果をまとめると以下になります。間違えないように注意が必要ですね。

ペナルティーキックの結果:まとめ

ペナルティマークからのキックについて

「ペナルティマークからのキック」は、ファウルによるPKではなく決着をつけるために行われるものです。「PK戦」とも呼ばれます。

「ペナルティマークからのキック」の流れ

試合終了時点でコート内にいた選手のみペナルティーマークからのキックを行えます。

負傷のためいったんコートから出て治療していただけの選手は蹴れますが、ベンチにいた交代要員の選手は交替できません。また、GKが負傷した場合、「試合中の交代枠が余っていた(例:3人まで交代可能なルールで試合を行っていて、試合中に2人しか交代していなかった)」場合はGKを交替できます。

交代枠を使い切っていた場合はフィールドの選手が代わりを務めることができます。

ペナルティマークからのキックは両チームの人数を揃える

仮に退場があり11vs10で試合をしていた場合は10人に合わせます。余った選手はベンチに行きキッカーはできません。

基本は5vs5で行う

5人までの途中で決着がついた場合はそこで終了です。

例、4人目の先攻がキック成功=先攻の5人目が外して後攻が残り2本を決めても4-3で追いつけないので終了。

ペナルティーマークからのキック:決着

5人目までで決着がつかなかった場合は6人目以降に続きます。一巡しても決着がつかなかった場合は2回目を蹴ることになりますが、この時は順番を変えても良いです。

「ペナルティマークからのキック」でのそれぞれの位置

下の画像をご覧ください。

ペナルティーマークからのキックにおけるポジション

GKが自分の番ではない時は、ペナルティーエリアのラインとゴールラインの交点に待機します。

キッカー以外の選手は両チームともセンターサークル内で待機します。

審判は図の様に位置を取ります。

  • 主審は「ボールが静止しているか」「キッカーに不正はないか」「自分の番を待っているGKがちゃんとした位置で待機しているか」「キックの結果」を見ます。
  • 副審の1人はゴールエリアとゴールラインの交点に立ち、「GKがキッカーに面して、両ゴールポストの間のゴールライン上にいるか」「ゴールの結果(ボールがちゃんとラインを越えたかどうか)」を見ます。
  • もう一人の副審はセンターサークルにいるキッカー・GK以外の選手をチェックします。「一巡していないのに同じ選手が2度キッカーをしていないか」などですね。

PK、ペナルティマークからのキックについての細かいルール:まとめ

この他にも細かい所では例えば次の様な状況でのルールも決められています。

  • 「ボールが前方に動くのであればバックヒールも認められる」
  • 「ボールが前方に進行中、外的要因がボールに触れる」⇒「キックのやり直し」:観客が投げたものが当たったなどが考えられますね。
  • 「ボールがGK・ポスト・バーに当たって跳ね返った後、外的要因がボールに触れる」⇒「主審はプレーを停止して当たった場所からドロップボール」

ルールを決める人達が様々なシチュエーションを考えたのか、実際に起こってからルールが決まったのかは定かではありませんが、サッカーの長い歴史を感じますね。




 

記事の著者紹介
札幌在住、元・育成年代対象のコーチを12年間していました
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他のサイトも運営中☞Teaching Others


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