今回は「サッカーシャツ(ユニフォーム)・すねあて・ボール」についてお話しします。
趣味や運動の一環でサッカー・フットサルを始められる方など、ご参考頂ければ幸いです。
サッカーシャツ(ユニフォーム)・すねあて・ボール
少年団やサッカースクール、クラブ、部活など大抵はチームのユニフォームが決まっているので特に気にすることもないと思いますが、実は様々な規定があります。
また、アンダーウェアについては知らない人もいるかと思うので、ユニフォームと併せてご紹介します。
ユニフォームについて
ユニフォームは袖が無ければならない
2002年の日韓W杯で、カメルーン代表が袖なしユニフォームを着用しFIFA(国際サッカー連盟)から使用禁止と罰金を言い渡されました。
大会のエンブレムやキャプテンはキャプテンマークの腕章を着けなければならない為、サッカー競技規則でも「袖のあるジャージまたはシャツ」と明記されています。
(2015/2016年度版だと第4条 競技者の用具 P22)
今は懐かしい「袖なしユニフォーム」
ユニフォームは審判や相手、キーパーと色を変えなければならない
ユニフォームには、ホーム用(1st)とアウェー用(2nd)、有るチームにはサード(3rd)があります。
日本ではJリーグ・Lリーグ・Fリーグ以外のチームは、通常、審判が着用する黒色と明確に区別しなければならないとされています。
上記のリーグでは各チームがユニフォームを自由に作れる様に、審判も黒以外の赤・黄・水色などを着用していますね。
ちなみに審判が黒以外を着用するようになったのは、1994年のアメリカW杯以降です。
キーパーとはハンドを見分けるために色が異なります。
ちなみに、各試合の色の決め方は
- 両対戦チームのFP(フィールドプレイヤー)
- 審判
- 両対戦チームのゴールキーパー(それぞれ別の色)
- キーパーの色がどうしても審判とかぶる時は審判が色を変更
- それでも審判とどれかがかぶる時は両キーパーの色を同じにする
という順番があります。
ユニフォームとアンダーウェアは色を変えなければならない
「アンダーウェア」とはユニフォームの下に着用する服のことです。素材により「防寒」「吸汗」「筋肉の余計な動作を押さえる」などの目的があります。
アンダーウェアは、上下共に「主な色と同色でなければいけない」とあります。
2017年度審判資格更新により追記
審判資格更新で知った変更点をお知らせします。
これまで「アンダーショーツおよびタイツは、ショーツの主たる色と同色でなければならない。」とされていました。ここが変更され、
アンダーショーツおよびタイツは、ショーツの主たる色、またはショーツの裾(すそ)の部分と同じ色でなければならない。
同一チームの競技者が着用する場合、同色のものとする。
となりました。
図解
上にある「緑がベースで白い文字が入ったユニフォームを着た少年の画像」は、袖から出ている長袖が灰色なため、公式戦だと禁止ということになります。
- 上は「白は駄目で緑色でなければならない」
- 下は「白い短パンなので白でないといけない」
ということです。
すね当て(レガース・シンガード)について
サッカーはボールを蹴るスポーツなので、脚を守るために「すね当て」の着用が義務付けられています。着けないと試合に出られません。
「ストッキングに完全に覆われている」「ゴム・プラスティック・又は同室の素材」「相応の保護力がある」が条件です。
ちなみに、「レガース」は和製英語(脚=レッグから来たとか)です。規則にも『すね当て』と表記されています。他にはシンガードと呼ばれたりもしますね。
関連:「足」と「脚」の違いについて
余談ですが、「足と脚の違い」わかりますか?本来は
- 足=足首より先
- 脚=太ももより下
を意味するそうです。
記事では特別必要な場合を除き「足」と書きますが、豆知識としてご紹介でした。
サッカー・フットサル それぞれのボールについて
今はボールも種類やデザインが豊富でどれを選べばいいか迷ってしまいますね。
ただ、デザインは好きなので良いとして大きさは競技や年齢で決まっているので初めて購入する時は間違わない様に覚えておくと良いです。
サッカーボールについて
サッカーボールには以下の種類があります。
- 5号球:中学生・高校生・大学生・一般(社会人)まで使用
- 4号球:小学生以下で使用
- 5号軽量球:50歳以上のシニア大会向け
- 4号軽量球:小学校低学年や初心者向け(ケガ防止)
フットサルボールについて
フットサルボールにはは以下の種類があります。
- 4号球:中学生・高校生・大学生・一般(社会人)まで使用
- 3号球:小学生以下で使用
数字が大きいほどボールが大きいです。例えば5号球の方が4号球より大きいです。
同じ4号球でもサッカーとフットサルでは異なります。フットサルのボールは体育館コートでも跳ねづらい様に作られており、サッカーボールよりも重いです。
ボールに関しては、公式戦ならば適した空気圧などもありますがここでは割愛します。
空気圧を図る道具はスポーツショップなどで売っています。
フットサルボールについて:2013年より前は小学生も4号球でしたが、「より技術を身につけるため」、「ボールが飛びやすいため」等を理由に3号球が導入されました。この様に時代によって変わる事が度々あるのでその都度合ったものを確認しながら揃えることが望ましいです。
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