アイスバッグ(氷嚢)を怪我対策に準備しておくべき:100均にも有り

こんにちは。いつもお読み頂きありがとうございます。

今回は【怪我の冷却や暑さ対策に有効なアイスバッグ(氷のう)】について作り方や使い方をご紹介します。

アイスバッグ(氷嚢)を手で持っている写真

セリア(100均)で買ったアイスバックの写真

この写真はセリアで買ったものですが、この様に100均でもアイスバッグが売っています。ダイソーなど他の100円ショップでも置いています。

急に選手が怪我をして冷却用の道具がなかったとしても、最悪 水さえあれば少しは冷やせるので1つはあると便利ですね。

アイスバッグ(氷のう)とは

アイスバッグとはスポーツ後の筋肉疲労や、試合や練習中の怪我(打ち身や捻挫など)による炎症での痛みを抑えるために、中に氷と水を入れて冷やすためのものです。

また、頭痛や歯痛、発熱を抑えたり、目の疲れを癒やすために当てたり、皮膚のかゆみを和らげるのに使用されることもあります。

目に関しては眼球が過冷却される恐れがあるため素材を確認し、必要に応じて濡れタオルなどを間に挟んだほうが良い場合があります

他にも熱中症など暑さ対策のために首筋に当てるといった使われ方をすることもあります。最近ではゴルフをする時に持参する人も増えているようです。

日本語では氷嚢(=氷のう)と言いますね。

アイスバッグとアイスパックの違い

「アイスパックとアイスバック、どっちが正しいの?」と思うこともあるかと思います。

英語で調べたところ、次の違いがありました。

  • Ice pack:保冷剤
  • Ice bag:氷嚢

アイスバックの種類

先に紹介した100均の他に、各種メーカー・スポーツブランドより様々な大きさや種類のものが作られています。

MIZUNO(ミズノ) 氷のう アイシング バッグ:Mサイズ

アシックス カラーシグナルアイスバッグ:Lサイズ

ザムスト(ZAMST) アイシング サポーター

こういったスポーツ向けの他に、女性にも人気の出そうなペンギンやディズニーのキャラクターなどのイラストが描かれたかわいいデザインのものもあります。

ちなみに、初めにご紹介したセリアのものは約71×78×135 mmと一回り小さいサイズです。

アイスバッグを空けた状態の写真

口径は約50mm(5cm)ほどでこの水色の他にピンクに近い色のものもありました。

アイスバッグの特徴

商品によって構造や素材が異なるので耐久性や保冷時間、結露の出来やすさに差が出ます。また、商品によっては冷えている間はわかりやすいようにロゴなどの色が変わるものもあります。ご自身の好みに合うものを選ぶと良いでしょう。

アイスバッグ(氷のう)の作り方

基本的には氷と水を中に入れてキャップを締めるだけなのですが、ちょっとしたコツがあります。

それは、できるだけ氷と水の間に隙間ができないように形が揃っていて小さめの氷を入れるのと空気を抜くことです。水は少量で良いです。より患部に密着した状態を作り、温度を下げ、かつできるだけ長い時間冷えた状態を保つための工夫ですね。

また「塩を入れるとより温度が下がる」という方法を紹介している方もいますが、「冷えすぎて凍傷の恐れがあるので良くない」と反対している医師や整体師の方もいました。

ですので、いざ必要となった時に用意できる氷や水、アイスパッグの素材を踏まえて判断されるのが良いでしょう。

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アイスバッグ(氷のう)の使い方

保冷機能があると言ってもアイスバッグ自体ではそこまで長時間冷えたままの状態を保つことは難しいです。

炎天下の中で使う場合は、クーラーボックスに入れて持ち運んだり、魔法瓶に氷だけ入れておいて必要な分だけ取り出すといった工夫が必要です。

予め氷と水をアイスバッグに入れて冷凍庫で凍らせておくというのも1つの手です(当日持っていくのを忘れないように注意が必要ですね)。

中身と別にしてアイスバッグを運べる場合は、使用する時に1度に氷を大量に入れないほうが良いです。

氷は溶けることで温度が下げるため、一定量の氷と少量の水を入れ空気を抜き患部に当て、氷が溶けて温度が高くなってきたら氷を入れ替えるという使い方が良いです。

しっかりとした使い方が知りたい方は、公益財団法人スポーツ安全協会(外部サイト:クリックすると新たに開きます)のHPをスクロールすると「救急ガイドブック」というPDFがあるので参考にすると良いでしょう。

部位によっては冷やさないほうが良い所もある

心臓の直上や甲状腺がある首の前側は冷やさないほうが良いとされる場所もあるので注意が必要です。

アイスバッグ(氷のう)の必要性を感じた出来事

セリアのアイスバッグ

ここ最近はサッカーの審判や大会の運営を手伝うことが多くなり、色々と現場の様子を見る機会が増えました。

その中で感じたことの1つにチーム引率者の『怪我に対する意識の低さ』があります。

あるチームでは救急バッグは用意しているものの中身が不足していることが度々あり、そんな時に限って試合で足を痛める選手が出るので、私物のコールドスプレーや湿布で対応しました。

ただ、コールドスプレーはなくなるのが早く急に出なくなったりしますし、湿布は人によって肌が荒れたりもする(モーラステープだと光線過敏症の恐れもあります。私はうっかり日差しが強い所で使ってしまい、2回ほど皮膚科のお世話になりました)ので、アイスバッグを準備しておくと便利だなと感じた次第です。

 まとめ

育成年代の選手もそうですが、注意が必要なのはむしろ大人かなと私は思います。

社会人になり仕事ばかりで運動する機会が減った人が久しぶりにスポーツをすると、つい張り切ってしまい過度な力がかかって怪我をしてしまいます。しかし、同好会やサークルの集まりだと救急備品を準備していないケースも多いでしょう。

最低限、絆創膏や冷却用の道具は用意してからプレーに臨むと良いですね。

カテゴリ:「道具」一覧

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