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【運動音痴にならない!】コーディネーションとは

      2017/03/27

ここではプレイヤー・選手としてサッカーの専門的な技術を習得する前に、その土台となる体の使い方をスムーズにする「コーディネーション」についてお話しします。

人は五感からの情報を脳で処理し神経を通して筋肉に伝えます。この脳と体を繋ぐ「神経系」を意識して使う・鍛える事(=コーディネーション能力の向上)で選手としてのパフォーマンスも向上します。

 

「神経系」「コーディネーション」について

神経系、ニューロン、シナプス

 

人間は、五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)から入る情報を基に脳がどの様な動きをするか判断し、命令を筋肉などの体に伝えます。この外部情報の伝達と処理を神経回路を通して行う器官を『神経系』と言います。

この神経系をコントロールしスムーズに体を動かす能力が『コーディネーション(コーディネーション能力)』です。

よく「運動神経が良い/悪い」と言いますが、この運動神経をコーディネーション能力と呼ぶ事が増えています。

一口に運動神経・コーディネーションと言ってもその種類はいくつかあり、スポーツの最中はそれらが複合されて発揮されています。

コーディネーションの理論を生み出したドイツではこれらの能力を7つに分類しています。

  1. 定位能力:自分と状況の関係を把握し、自分の動きを方向付ける
  2. 反応能力:合図を察知したら素早く適時、的確な対応をする
  3. 識別能力:用具、自分の体を精密に効率よく扱う
  4. 変換能力:状況の変化に柔軟に対応する、迅速に切り替える
  5. 連結能力:筋肉、関節など体全体を使い複雑な動き、スムーズな動きを行う
  6. リズム能力:視覚や聴覚からの情報を基にタイミングを合わせたり表現する
  7. バランス能力:姿勢を保つ、崩れてもすぐ立て直せる

 

サッカー界では広く認知・使用されているスキャモンの成長曲線によると、神経系は5才頃までで80%が発達し、その後12才まででほぼ100%形成されてしまうとされています。

スキャモンの成長曲線

(引用元:新版小児保健医学:松尾保編・日本小児医事出版社より)

ですから、できるだけ小さい内から様々な動きを多く経験させることで体の柔軟さや器用さが育ち、運動音痴にならない、更に進んでサッカー選手としての技能を身につける土台になるという訳です。

 

例えば自転車やスキー、キャッチボールなどを幼少期にした子は、それらをしばらくやらずに大人になった後でもまたすぐ行うことができますよね。

(余談ですが世界で1、2を争うクリスチアーノ・ロナウド選手は野球経験がなかったためアメリカでゲストに招かれ行った始球式ではぎこちないフォームを披露しています)

 

現代はコーディネーションを自然に高める機会が減少している

外遊びが当たり前だった昔は、遊びがそのままコーディネーショントレーニングの代わりになりました。

しかし現代の日本、特に都会では公園なのにボール遊び禁止など制限されていて、思い切り体を動かせる外遊びの環境が減っています。

また、私は札幌在住ですが、せっかく公園に集まっているのにゲーム機に夢中な子供達を度々見かけました。ゲームを真っ向から否定する気はありませんが遊び方の変化も運動能力低下傾向の原因の1つにあるかもしれません。

あるいは、習い事の多様化でお友達と遊ぶ機会自体も減っているのかもしれません。

コーディネーショントレーニングを行う事はケガの防止にも役立ちます。

 

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記事の著者紹介
札幌在住、元・育成年代対象のコーチを12年間していました
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