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選手が自立するために「見守って」いますか?

      2016/10/08

【このページの概要】

ここではプレイヤー・選手が自立するために保護者の方に必要な考え方について解説します。

特にお子さんがまだ小さいと色々と世話をしてあげたくなる方も多いと思います。

しかし、やってみなければ人間は学べません。子供が成長する機会を奪ってしまう大人が増えた結果、「指示待ち人間」が増えたとも言われています。

あなたのお子様が1選手としても、一人の人間としても逞しく育つ様に、「自立を促す方法」についてお話しします。

 

サッカー選手として自立を促すために必要なこと

サッカーをしている親子

お子さんを親の見栄のために使っていませんか?

私が指導者だった頃、あるサッカーのテストがあり落ちた子がいましたが「子供が落ち込むから次は受からせてくれ」とその子の親から電話がありました。

「実際ショックなご様子ですか?」と尋ねたら「それが全然なんですよ」との回答が…。

つまりはその子の成長よりも親が恥ずかしいから次のテストに受からせろと言ってきたわけですね。

仮にこの子が次回のテストに自力で受かったとしてもこの事を知ったらどうでしょうか?

親が言ったから受かっただけなんだ…」と思い込んでしまったら成長・自立に繋がるでしょうか?

失敗やミスは恥ずかしい事ではありません。

むしろ失敗を恐れてチャレンジしない子になる方が、後々よっぽど落ち込む事になり、より大きな失敗をしてしまう可能性が増えるでしょう。

保護者に必要なのは失敗させない事ではなく、「失敗した時に支えてあげること・次に向かわせてあげること」だと私は思います。

 

「考える」事の重要さと環境の関連性

考える機会が失われる環境を作っていませんか?

自立する」=自分で判断し実践するためには『考える力』を養う必要があります。

ところが、様々な環境がこの考える力を育てることを阻害してしまっています。

例えば、あるサッカーチームでは合宿のおしらせには一言「必要な物だけ持ってくる」と書かれていました。これによって参加する選手はそこから合宿でやることや期間から各自で考え準備します。

自然と考える習慣が身に付きますね。

ですが、町クラブやサッカースクールあるいは学校の部活で同じ事を行えば

「わかりづらい!」「不親切だ!」

と文句を言う保護者が現れるでしょう。

学校も企業もちょっとしたことで世間から叩かれる時勢のためにできるだけ丁寧な対応をします。

対応に努める事自体は良い事でしょうが、結果選手の成長機会は失われます。

あるいは、親が全て準備をしてしまう家庭もあります。

活動自体は不備なく行えるかもしれませんが、これもその選手が試行錯誤する大切な機会を奪われてしまったことになります。

 

選手が自立するために「見守って」いますか?:まとめ

「答え」ではなく「アドバイス」を

選手を取り巻く周りの大人、指導者や保護者などに求められるのは「自立するよう導いてあげること」です。

特に育成年代では【察しの悪い大人であれ】とJFAでは言われます。

ある事で選手が困っていた時にすぐに答えや指示を与えるのではなく、「問いかけてあげ、あとは見守る(その結果失敗するとしても)」「必要に応じてヒント、助言・アドバイスしてあげる」ことです。

そして、その選手が出した答えを精査・評価してあげることです。

評価と言っても闇雲に褒めるという訳ではなく「ここは良かった」「ここまではできた」「ここはもう少しこうした方が良かった」など良い点・改善点をちゃんと伝えてあげるという意味です。

特に選手が幼いとなかなかできずに歯がゆく思い、つい手助けしてしまいそうになるかもしれませんが、できるだけ

『自分でできることは自分でさせる』

『その自分でできることを増やしてあげる』

これが選手の自立に繋がります。

 

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記事の著者紹介
札幌在住、元・育成年代対象のコーチを12年間していました
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