非認知能力とは:子供の将来に影響?スポーツで育つ?

こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。

今回は、近年 幼少期の教育分野で注目を集めている非認知能力についてご紹介します。

浜辺で遊んでいる子どもたちの画像:サッカーと非認知能力の関連イメージ

(画像:poxabayより引用)

非認知能力とは、その人独自が持つ勤勉性・誠実性・協調性・調和性といった形にはしづらい特性のことです。この能力が「学歴や将来の仕事や賃金にまで影響する」と言われているのをご存知でしょうか?

ここではサッカーやスポーツとも絡めながら非認知能力についてご紹介します。

認知能力と非認知能力について

子供に対する教育及びその評価としては、長らく IQ(知能指数)などの目に見える能力である「認知能力」に重点が置かれていました。

しかし、近年の研究ではその後の学歴や雇用形態、またその仕事で得られる給与など、将来を考えた場合は認知能力だけでなく非認知能力が影響を与えることがわかってきました。

 

認知能力(Cognitive skills)とは

認知能力とはIQ(知能指数)、記憶力、学力などの「数値化しやすい」「目に見える」といった特徴のある能力のことです。

 

非認知能力(Noncognitive skills)とは

非認知能力とは EQ(心の知能指数)、ビッグファイブ(後述)自尊心など形にはしづらい特性のことです。

 

非認知能力と認知能力は相互に作用するもの

個人的には認知能力、非認知能力どちらも必要な力であり、互いに関わりあう能力だと思っています。

 

認知能力と非認知能力、どちらか一方を伸ばせば良いというものではない

例えば欧米では、「幼少期は知的教育より非認知能力を伸ばす教育にシフトしてきた」という話もあります。

幼少期の計算や言語などの知的教育が一時的な効果しかないという研究もありますが、「じゃあこれからは非認知能力を伸ばそう! 勉強なんてしなくていい!」と認知能力を疎(おろそ)かにしていいかと言ったらそうではないはずです。

 

心の成長が大事だと「ゆとり教育」に舵を切った結果…どうなったかはあなたもご存知ですよね?

 

新しい知識や概念が出てくるとすぐにそれを絶賛し、今までのものを軽んじてしまう傾向が世の中にはあると思いますがそれは早計です。それぞれの本質をとらえた上でのバランスが大切だと私は考えます。

 

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非認知能力のビッグファイブについて

では先ほど非認知能力の説明で触れたビッグファイブについての詳細を述べていきます。

ビッグファイブとは、人が持つ様々な特性の中でも影響力が高いもののことです。

具体的には以下の5つの特性です。

  1. 開放性(Openness)
  2. 勤勉性・誠実性(Conscientiousness)
  3. 外向性(Extraversion)
  4. 協調性・調和性(Agreeableness)
  5. 神経症傾向・情緒不安定性(Neuroticism)

順に補足していきます。

開放性(Openness)とは

開放性とは何か新しい物事に挑戦しようとする「チャレンジ精神」や「好奇心」、「冒険心」のことです。

 

勤勉性・誠実性(Conscientiousness)とは

勤勉性・誠実性とは、物事に真面目に取り組んだり、約束を守ったりといった「責任感」などのことです。

 

外向性(Extraversion)とは

外向性とは、「他人と積極的に関わろうとする姿勢」、「コミュニケーション」のことです。

 

協調性・調和性(Agreeableness)とは

協調性・調和性とは、「チームワーク」や「相手を思いやる心」など、他人に対する優しさのことです。

 

神経症傾向・情緒不安定性(Neuroticism)とは

神経症傾向・情緒不安定性とは、ちょっとしたことでイライラしたり、不安になったりしない、いわゆる「メンタルの強さ」のことです。

 

これらビッグファイブに加えて自尊心自己肯定力なども非認知能力に含まれます。

また、「非認知能力と認知能力は相互に作用するもの」と言いましたが、例えばRIETI(独立行政法人経済産業研究所)の調査によると、「非認知能力が認知能力に影響を与え発達を促すという研究は多いが、 その逆はわからない」という報告があります。

 

とは言え、計算力や記憶力が高まれば当然スポーツなどの非認知能力を高める活動にも良い影響を及ぼすと私は思います。

加えて、非認知能力の測定方法はまだまだ正確ではないという報告もあります。人の性格や特性を形にするのは当然容易ではないということですね。

 

大切なのは「その子が幼い時にどんな体験をどれだけしたか」

色々と述べてきましたが、

  • 「じゃあ子供にどんな教育をしたら良いのか」
  • 「スポーツ、ピアノ、英語…どんな習い事をさせたらいいか」

というのが余計わからなくなりますよね。

ここからは私見になりますが、「何をやらせるか」よりも「その体験によって何を得たか」に注目をおいて、しつけや教育をするのがその子のためになるのではないでしょうか。

 

親の見栄や気分で本人が嫌がることをやらせても続かないことの方が多いでしょうし、あるいは辞めたがっているからといって次から次へとすぐに習い事を変えてしまっては、きっと何に対してもちょっとしたことで諦めてしまったり投げ出したりする性格になってしまいます。

 

体験活動によって得た経験値をいかにフィードバックしてあげるかが、大人(保護者や指導者)にとって良い介入の仕方なのではないかと思います。

 

スポーツは非認知能力を高めるのに良い

REITIの資料でも、「スポーツ活動は子供の自尊心や競争心、粘り強さ、動機付け、規律と責任と言った非認知能力を発達させ、健康を増進させ、生産性の向上にも直接繋がる。また学習過程でも役に立つものである」とあります。

 

ここはサッカーサイトですので、数あるスポーツの中でもサッカーフットサルをお薦めします。

サッカーやフットサルは有酸素運動と無酸素運動、両方の場面があり、また戦術理解や判断力・チームワーク・競い合うことでの喜びや悔しさなど、様々な体験ができて非常に有意義なものだと私は思います。

 

また補足として、サッカーにおける俯瞰で周りを見るための中心視野と周辺視野、イメージ力 でも紹介しましたが、「絵を描く」ことはイメージする力が高まって良いです。特に幼少期に絵を描かせるのは想像力を育てるのに良いそうです。

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