サッカーはドリブル・シュート・パスなど、片足で立つ場面が非常に多いスポーツであり、また相手選手とのフィジカルコンタクトも多いスポーツです。
そのため、選手のボディバランスや体幹の良し悪しが注目されます。
今回はその体幹やボディバランスを鍛える方法としてスラックラインをご紹介します。
- ボールキープが苦手など相手選手と競い負ける
- シュートやパスを正確に蹴りたい
という方はぜひ読み進めてください。
スラックライン(slackline)とは
スラックラインとは任意の2か所の間を専用のラインで結び、その上を歩いたり片足立ちなど特定のポーズを取る、綱渡りに競技性を持たせたようなスポーツです。
スラックとはロープやねじ等がゆるい、たるんだという意味です。
英語で「slack」と書きます。
この名称からもわかるように、小学校にある平均台の様な鉄や木などの頑丈なものの上を渡るのではなく、ポリエステル素材などで出来た5cmほどの幅があるライン(ベルト)の上に乗ります。
設定する張力次第ですが、上下左右とかなり揺れます。
↓以下に実際自分が体験した時の写真もご紹介します。
実際にスラックラインを体験した時の様子
先日、友人の誘いで実際にスラックラインを体験してきました。
男性3名での体験、内一人は道具の持ち主で数回経験あり、もう一人は2回目でした。
適当な間隔の木に木を傷めないよう「ツリーウェア」を巻き、その上からロープを巻きつけ、ラチェットという鉄製の器具で張力(ベルトの張り具合)を調整します。
使ったのは↓こちらと同じものでした。
≪参考画像引用元:amazon≫
スラックラインを体験してわかったこと
やってみると、例えば次のような思わぬ難しさや発見がありました。
- 地面から数十センチの高さなのに上手く立てない
- ベルトの張り方で感覚が全く変わってくる
- スラックラインは想像以上に体力を使う
- バランス感覚や体幹を鍛えるのにスラックラインは良い
順番に説明しますね。
1.地面から数十センチの高さなのに上手く立てない
まず歩くことは元より、上の写真の様に立つことすら最初は上手くできません。
例えば目をつぶって地面で片足立ちするとバランス感覚が良くない人はぐらつきますが、それとも全く違う感覚です。
本気でサーカスの綱渡りする人を尊敬します(笑)
両足より片足の方が最初は簡単だということなので、まずは片足でベルトから落ちないように10秒キープを目標にしました。
私は足が右利きなのでサッカーではシュートを撃つ時の軸足は左になります。
ですので、まずは左足で10秒キープを目指しました。
結果としては数十分でできる様になりました。しかし、ちょっと休憩するとすぐできなくなります。
初めての自転車やスキーを覚える時の感覚に似ていますね。
それでも何とか最終的には右足でも10秒キープができました。
2.ベルトの張り方で感覚が全く変わってくる
「もう少しピンと張りません?」と友人が言い張り直したところ、それまでの感覚と全く違って難易度が上がりました。
スラックラインでは上から垂らす様に設置する「ロデオ」という結び方もあり、これは別の競技と言っていいくらい感覚が違うそうですが、ベルトの張り方1つでこんなに違うのかと初心者の自分にはちょっとした驚きでした。
3.スラックラインは想像以上に体力を使う
スラックラインでは激しい動きはあまりしないですが、体力は見た目以上に使います。1~2時間程度でも結構ハードです。
体の様々な筋肉などを使うからですね。
人によっては腹筋が痛くなることもあります。
その分、ダイエットや筋トレにも使えます。
4.バランス感覚や体幹を鍛えるのにスラックラインは良い
既に一部のプロスポーツ選手の間ではスラックラインをトレーニングを取り入れているそうですが、自分の体の使い方を意識する様になるという点においてスラックラインは効果的だと感じました。
サッカーで言えば、冒頭の概要にも書いた片足時のバランスが上手く取れればシュートやパス、ドリブルの精度も上がりますし、相手とぶつかってもよろめかずに体勢をキープすることができます。
まとめ
サッカーに限らず他のスポーツのトレーニングや、ちょっとした運動不足の解消、ダイエット、また手頃な値段でより安全性と始めやすさが向上した商品が出てきたことによりスラックラインの人気や知名度も徐々に伸びています。
ちなみにJapan Slackline Federation(JSFED:一般社団法人 日本スラックライン連盟)という公認インストラクターやイベントを開催している団体もあります。
各地域で様々な方が体験イベントなども行っているので、機会があれば1度経験してみると良いと思います。
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