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【ドリル】と【グローバルメソッド】①

   

 【この項目の概要】

サッカーの練習方法には大きく分けて『ドリル』と『グローバルメソッド』の2つがあります。

指導者の中でもこういった事を知らない人は意外といます。

サッカーの人気と共にサッカークラブやスクールが増え、部活などは根強く続いていますが、一方で指導者の知識・力不足はまだまだ否めない状況です。

自分の教え子に必要な練習を適切に与えられるかが良い指導者の条件です。

ここではそれぞれの練習方法の特徴、進め方をお伝えします。

 

「ドリル」、「グローバルメソッド」それぞれについて

シュート練習、パス練習など身に付けたい技術のテーマを切り取り、反復練習をするのが『ドリル』、

試合形式にできるだけ近づけ、様々な状況を作り、選手に「判断・状況把握・実行」させるのが『グローバルメソッド』です。

 

ドリルは確かにサッカーの基本である「止める・蹴る・運ぶ」の為に必要で、もちろんプロ選手の練習メニューの中にもありますが、例えばシュート練習であれば、「開始位置があって自分の番が来るまで並んで待って蹴ったらまた並び直して…」と、動作が断続的であり、実際の試合とは大きく状況が異なります。

ですので、ある程度基本技術が付いているチームであればドリル:グローバルメソッド=2:8くらいの割合で練習しても良いかと思います。

もちろん地域性(冬は雪で広いコートが使えない等)や、年間計画で時期により分けて考えているチームもあると思うので1つの目安です。

 

ドリルを行うのであれば「Doの確保」を!

「Doの確保」というのは指導員資格を取った際に聞いた言葉ですが、要は「その練習における選手がボールを動かす時間をできるだけ増やしなさい」という事です。

先ほど述べた様に、自分の番が来るまでただ並んで待っていても選手の成長には繋がりません。

例えばシュート練習であれば

  • 並ぶ場所を増やし、順番が回ってくるのを早める
  • 並びに行くまでの間にドリブル練習の場所を設ける
  • 待っている間に足技の練習メニューを与える

など、ドリルの「隙間時間」を活用する事で選手の成長する機会を増やす事ができます。

 

ドリルにも「判断」「状況把握」「実行」を取り入れる事は可能

試合の様な状況ではないかもしれませんが、

  • ボールの配給をランダム(グラウンダー・浮き球・バウンド)にする
  • ボールが配給される場所をランダム(前後左右・上)にする
  • GKの立ち位置をランダム(いない・固定・動く)にする

など、オーガナイズを工夫する事で選手が頭を使う場面は作り出せます。

大切なのはルーティンワーク(ルーチンワーク:決まりきった単調な作業)にしない事です。

 

試合形式ばかりさせても成長は偏る

グローバルメソッドが大切だからと言って試合形式の練習ばかりさせても選手やチームの成長はある時を境に伸び悩んでしまうでしょう。

原因は様々ですが、

  • キーファクター(指導者がその練習で身に付けさせたい事)が明確になっていない
  • 同じメンバーとの試合で刺激が不足(変化が起こりづらい)
  • オーガナイズに変化が無い

などが考えられます。

試合形式の練習が悪いのではなく絞り込みができていないのです。

 

【ドリル】と【グローバルメソッド】①:まとめ

いかがでしたでしょうか?少しの工夫で今行っている練習にも幅ができますし、常に改善の余地が残されています。

②ではそれぞれについての具体的な練習方法を通じてポイントなどを解説していきます。

 

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札幌在住、元・育成年代対象のコーチを12年間していました
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