サッカーの試合中に迷わずプレーするにはどうすれば良いか

画像:Q1,「どうすればサッカーの試合中に迷わずプレーできますか?」

この記事は以前「Q&A」というカテゴリーに分類していましたが、Q&Aカテゴリーを廃止し別のカテゴリーに移しました

どうすればサッカーの試合中に迷わずプレーできますか?』という質問にお答えしました。

試合中の判断力を磨くために、見るべき4つのポイントもご紹介します。

質問:「プレーの選択に迷ってしまいます」|たくみんさん

サッカーの試合中、プレーに迷ってしまいどうしてもうまくいきません。

迷ってプレーすると、良くないことはわかっているんですが、どうしても

まよってしまいます。

この状況が1年以上続いていて、監督からも迷わずプレーを選択しろと言われています。

しかし、迷いたくないのはやまやまなんですが、迷うことがクセになってしまいうまくいきません。

明日も試合があるのですが、プレーのイメージをしても迷っていることしか

想像できません。どうしたら良いのでしょうか。

何かいい案がありましたら、教えてください。お願いします。

質問に対する回答

>たくみさん

「迷いが出る」というのは、練習内容に「判断力を鍛えるメニュー」が

入っていないからというケースが考えられます。

ですからたくみさんだけのせいとは言えません。

練習で判断力を鍛えていないのにいきなり試合で迷うなと言われても困るのは当たり前です。

判断力を鍛える方法はいくつもありますが、まずはボールが来る前に状況を把握しておく:常に頭を振り、目を動かし情報を集めておく ということです。

そして、「試合中に見るべき4つのポイント」をご存知ですか?

それは【ボール・ゴール・相手・味方】です。

あれもこれも見ようとするのではなく、この4つをまずは意識し、例えばゴール=縦にボールが入れられるなら優先的に縦に、無理ならセーフティー(横か後ろ)と、やることをある程度決めておくと迷いは減りますよ。

 

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サッカーで判断力を上げる練習方法の例:動画で紹介

判断力を上げるための練習方法を、YouTubeのサカボンチャンネルで公開している動画の中からいくつかご紹介します。

tic tac toe(三目並べ)

予測や相手の動きを見ていないと負けてしまう練習です。

ボールを2つ同時に使うパス練習

1つのボールだけを見ているとミスが連発するパス練習です。

ポジションごとの判断基準

今回のご質問ではたくみさんのポジションはわかりませんが、一般的にはどのポジションか(他、チームの戦術など)によって優先すべきプレーは変わってきます。

GK・DF・DH(ディフェンシブハーフ≒ボランチ)といった後方のポジションの選手であれば優先すべきはセーフティなプレー、つまりボールを相手に奪わせずに味方にしっかり繋ぐことです。

FW・WGなどオフェンス(攻め)の選手であれば、もちろん試合状況にもよりますがチャレンジ(リスクを承知でシュートやドリブル、前へのパス、スルーパスを仕掛ける)、キープ、セーフティの順番で考えます。

もちろん、自陣のゴール近くでチャレンジしてボールを奪われたらピンチなので、そういう時はキープやパスでボールを奪われないようにするのは他のポジションの選手と変わりません。

試合で正確なプレーをするために見るべき4つのポイント

試合で判断ミスをしないためには、ボールが来る前に次の4つのポイントを確認しておく必要があります。

  1. ゴール
  2. ボール
  3. 味方の選手:位置や動き
  4. 相手の選手:位置や動き

試合中に見るべき4つのポイント①:ゴール

1つ目はゴールです。

ゴールとは相手のゴールおよびGKの位置などです。

もしGKが次のような適切ではないポジションを取っているのであれば、思い切って遠目からシュートを狙えばゴールできる可能性があります。

  • 前に出過ぎている
  • 左右どちらかにより過ぎている
  • サイドにボールがあるのに真ん中から動かない

しかし、ゴールを見ていないとせっかくのチャンスに気づくことができません。

試合中に見るべき4つのポイント②:ボール

2つ目はボールです。

これは初心者にありがちですが、相手に攻められている時など下がらなければいけない状況でボールから目を離しながら走って戻ったり、あるいは自分と逆サイドにボールがあるからといって気を抜いてしまったりしてしまうという、ボールを見ていない例が挙げられます。

これだとボールが動いた時に次の試合展開がわからず適切な対応ができません。

反対に、ボールだけをずっと見るのもいけません

なぜならボールに気を取られている内に相手に先手を取られてしまうからです。これはボールウォッチャーと呼ばれる良くないプレーです。

いつボールが来ても次のプレーにすぐ移れる様に、常にボールと他の3つのどれかを見る様にしましょう。

試合中に見るべき4つのポイント③:味方の選手、④:相手の選手

3つ目の味方選手と4つ目の相手選手は一緒に説明します。

2のボールを見る時に合わせて見ておくべきなのが味方選手と相手選手です。

例えば以下の様に見ておきます。

  • ボールとその近くの味方選手:味方がボールを奪ったらすぐパスをもらえるように準備する(動き出しの準備・呼び込みなど)
  • ボールと自分の近くの相手選手:オフェンスの選手ならマークを外しておく、ディフェンスの選手なら相手選手にマークを外されない

ちなみに強豪校やプロのレベルになると、次のような考えから『主審や副審の位置』も見るべきポイントに入ってきます。

  • オフサイドに引っかからないため
  • ファウルしてもばれない様にするため

試合中の判断に迷うという同じ悩みを持つ方は、まずこれらを意識してみてはいかがでしょうか。

 

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