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指導歴が浅い人向け:名監督・コーチと呼ばれる練習の組み立て方①

      2016/10/25

サッカー(スポーツ)インストラクターは増えている

「スポーツを通じた人格教育・人間育成」が注目される様になり、現在様々なスポーツスクールが増えています。

それに伴い、その種目で選手としての華々しい経歴はなくとも、「子供が好き」「スポーツが好き」という理由でのコーチ志望者が増え、またそういった人達が活躍できるフィールドも徐々に増えています。

ただ、スポーツの指導者である以上、やはり選手をより良い方向に育てる義務もあります。

今回は指導経験に乏しく、なかなか良い練習が思いつかない方がどうやったら良い練習ができる名コーチ・監督になれるか、「練習の組み立て方」についてお話しします。

名選手、名監督にあらず

実際のところ、プロ選手としての経歴は素晴らしくとも、必ずしも良いコーチになるわけではなく、評判がそれほど良くないケースもあります。

一方で選手経験はそれほどでも、情熱と愛情を持って子供に接する人気コーチも多数います。

子供を預ける保護者の心情としては、やはり「安心して自分の子を任せられる」のが第一であり、必ずしも保護者全員がプロ選手に育てたいわけではありません。

名監督・コーチの条件

サッカー選手(子供)・保護者の意向は把握しているか

必ずしも親の全員が我が子をプロ選手に育てたいわけではないと書きましたが、長年サッカーを習っていればやはり上手くなることも期待されます。あるいは子供(選手)自体が「もっと上手くなりたい」と思う様にもなってきます。

プロの監督・コーチであれば、

  • チームを勝利に導ける
  • サポーターを満足させられる試合展開を選手にさせられる
  • スポンサーやクラブの意向に沿える
  • 選手が反発をしない

などが名監督(コーチ)と呼ばれる条件だと思いますが、冒頭に書いた街クラブやスポーツスクールであれば、

  • 運営母体の趣旨に沿っているか
  • その中で選手一人一人の意向を汲み取っているか
  • 保護者の考えを把握しているか
  • その中で自分のやりたい指導ができているか
  • その指導で選手が上手くなっているか
  • 口が上手いか(=発言に説得力があるか)

といった点を押さえている人が「良いコーチ」として評判が高くなります。

 

名監督・良いコーチと聞くとすぐ「練習内容」の方に意識が向くと思いますが、練習内容自体がそのスポーツ経験者から見て素晴らしいものであっても、在籍している選手に合っていなければ良い練習とは言えないのです。

良い練習を組み立てるには、まずは上記の様なポイントを踏まえる必要があります。その上で、自分ができる練習内容の質と量を増やしていけばいいのです。

ちなみに、赤文字部分は冗談の様に思えますが、真面目に大切な部分です。

練習を受けている選手(子供)やそれを見ている保護者の方々はそのスポーツに深い知識があるとは限りません。自分が行っている練習の効果を問われた時に自信を持って答えられるのも立派な指導者に必要なことです。

良い練習の組み立て方①「テーマ・内容に一貫性を持たせる」

思い付きでいきなり教えたこともない練習を始めたり、評判が良い本や動画で見つけた練習をそのままただやったり、毎回同じ事だけを特別な意図もなく延々とやったりしていませんか?

良い練習とは「テーマが決まっている」。そしてその「テーマに沿った内容で組まれている」ことが大切です。

テーマは絞られているか

ここはサッカーのサイトなのでサッカーで話しますが、例えば

「サッカーが上手くなる」

これはテーマとしては不十分です。漠然としすぎています。

「点がたくさん取れるチームに」

まだ漠然としていますね。

「じゃあシュートが上手くなればいい」

シュートを撃つシーンは色々ありますよ?どんな場面のシュートを想定しますか?

FKですか?ドリブルからですか?数名で仕掛けてパスで崩してのシュートですか?クロスからのヘディングですか?

…とこの様にまずはチームの現状からどんどんテーマを絞っていくことから始めると練習内容の方向性が決めやすいです。

テーマを絞ることを『ファネル』と言います。ファネルとは漏斗(じょうご)のことです。

テーマに沿った練習内容になっているか

テーマが決まったらそれに沿った内容、つまり

  • 課題を克服できる
  • 長所を伸ばせる

このどちらかの練習を続ければ良いのです。

良い練習の組み立て方②「テーマを超中期的スパンでみる」

「先日はシュート練習をやったから今日はパスにしよう。その次はFKだ」と毎回バラバラでは、全く上手くならないとは言いませんが積み重ねるものが乏しく総合力が弱いです。

1回の練習ではなく、数週間から数か月~といった超中期的なテーマをチームに据えるのが大切です。

その大元のテーマはブラさず、練習の内容はテーマをなぞりつつも個々やチームの成長や変化に合わせて変えていきます。

練習内容(メニュー)はむしろバリエーションに富んだ方が選手に新鮮な気持ちで取り組んでもらえ、モチベーション維持・向上にも繋がります。

 

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