トップ・一流と言われるサッカー選手は皆「自分で考える」

こんにちは。いつもお読み頂きありがとうございます。

今回は【トップ・一流と言われるサッカー選手は皆「自分で考える」】というテーマでお話しします。

体格にそれほど違いはないのに、同じ練習をしていても差が出るのは何故か?

伸びる選手と伸び悩む選手の違いは?

トップと言われる選手がどういった考え方、行動をするのかを体格や才能(サッカーセンス)以外の面から「サッカーにおける自分で考えることの大切さ」をご紹介します。

北海道コンサドーレ札幌 稲本選手のインタビューより

スポーツ報知のインタビューで稲本選手がこんな話をしていました。

稲本「後輩には基本、何も言わない。代表の選手やトップの選手を見て来てるけど、言われてからやっている人って見たことがない。自分で気付いて、自分で考えて、自分で行動できる人がすごく大きくなっていく。もちろんグラウンドの中でアドバイスだったり、聞かれたことに『こうした方がいいよ』とは言うけど、サッカーに対する心構えとかは100%言わない。俺がやっている姿勢を見て、こうするんだと思ってくれるのが一番ありがたいし、言葉で言うより行動の方がいい。ピッチで見てが一番効くと思うし、ピッチの上で言うからには自分もやらなという責任もある。そっちの方がお互いにレベルも上がっていけると思うから」

引用元:38歳、稲本潤一「J1でやれるというのを見せられるチャンス逃したくない」 スポーツ報知(外部サイト)

 

また別の例では、元FCバルセロナのシャビ・エルナンデス選手の脳をMRI検査で分析した結果、大脳の一番奥にある「大脳基底核」が活発に機能していることが判明した事例があります。

大脳基底核は無意識下での判断や分析と言った「直観力」に関わる部分とされています。

シャビ選手曰く、バルセロナではカンテラ(下部組織)からこの直観力を育てるトレーニングを行っているとのこと。

バルセロナでは育成年代の環境から観察・分析・判断といったサッカーに必要な力が育まれている訳ですね。

 

フィジカル・テクニックと並んで重要な力「サッカー脳」

良いサッカー選手は「サッカー脳」があると言われます。どんなに身体能力やボールを扱う技術(スキル・テクニック)が優れていても、サッカー脳、即ち「戦術理解度」「判断力」という、自分で考える力がなければ高いレベルでは戦えないというわけです。

優秀と言われる選手であってもチームや監督が変わると活躍できずに苦しむことがありますが、自分のやり方に固執し過ぎて求められる役割をこなせずに「サッカー脳が足りない」と言われてしまうケースが度々あります。




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日本の教育も「詰込み型(受動的学習)」から「能動的学習」に変化しつつある

ここで、自分で考える力を育てるための教育方法についてご紹介します。

アクティブ・ラーニングについて

『アクティブ・ラーニング』という言葉をご存知でしょうか?

アクティブラーニングとは、教師による一方向的な講義形式の教育ではなく生徒の能動的な学修への参加を取り入れた学習法です。

学ぶ側が体験学習、調査学習、あるいはグループディスカッションやグループでの共同作業などを通じて能動的に学修することで、

─ 認知的能力
─ 倫理的能力
─ 社会的能力
─ 教養
─ 知識
─ 経験

などの汎用的能力の育成を図ろうというものです。

近年、日本の教育現場でもこうした取り組みを導入していく動きが見られます。また、スポーツ系企業の一部でもこうした思考力を高めるトレーニングを行っているところもあります。

この様に「自分で考える力」はサッカーだけでなく日常生活においても求められている力と言えます。

 

トップ・一流と言われるサッカー選手は皆「自分で考える」:まとめ

「自分で考える力を育てるため」と言っても、ただ考えさせるだけでは放任と変わりません。

教師や指導者はその名の通り選手を正しい方向に導く必要があります。そのためには教える側にも十分な知識や経験、適した環境が必要です。

一方、選手側も「自分で考えること」が全て正しいとは限りません。むしろチャレンジすればする分、ミスや失敗が増えるでしょう。その経験から何を得て何を活かすかが良い選手となれるかどうかの鍵だと思います。




 

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