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今回は【サッカーの試合に負けて泣くのは良いことか悪いことか】について具体例を踏まえながら独自の考えを述べます。
バルサU12所属選手たちのフェアプレー精神が話題に
まずは先日話題になり、ニュースサイトやFacebook、ツイッター等でも動画が拡散されているこちらのニュースをご覧ください。
28日にU-12ジュニアワールドサッカーチャレンジ2016決勝が行われ、バルセロナが優勝を飾った。この試合後のバルサの選手たちの振る舞いがスペインで話題を呼んでいる。
バルサはシャビ・プラナスの決勝点で大宮アルディージャ・ジュニアを下し、優勝を達成した。だが、バルサの選手たちが素晴らしい行動を見せたのは試合後だった。
大宮の選手たちが涙を流して落胆するなか、バルサの選手たちはひとりひとり抱擁と握手を交え、相手の健闘をたたえた。言葉は通じないながら、しっかりとフェアプレー精神を体現している。
スペイン『マルカ』や『アス』電子版は、この様子を映像で伝え、バルサの選手たちの振る舞いを称賛している。
引用元:goal.com
その時の様子がこちらで見られます。
引用元:スカパー!Jリーグ[公式]
前年の大会でバルサが敗けた際、選手たちが審判に猛講義した振る舞いをセルジ監督に「あってはならないことだ」と厳しく指導されたことも少なからず影響しているのでしょう。
この動画におけるバルセロナの選手たちの行動は素晴らしいと私は思います。賞賛する声はネット上でもいくつもありました。
その一方で気になったのは、バルサ側ではなく大宮の選手側に対する意見です。
負けたからといって泣くのはみっともない
という意見が少なからずネットのあちらこちらに見られました。
さて、これに対してあなたはどう思いますか?
個人的には試合に負けて泣くのは「頑張った証拠」だと思います
自分がサッカーチームの指導者だった時には、負けてもそれほど悔しそうではない子、明らかに不機嫌になる子と様々な子がいましたが、サッカーに真剣なチームほど負けた時は心の底から悔しがり泣いていました。そしてその後、確実に上達していました。
(余談ですが、6年生に「決勝大会に連れて行けなくてすみません」と謝られたことがあります。こちらの方が泣きそうになりました)
真剣勝負で全力を出した上での敗北。悔し涙が出るのも当然だと思います。
サッカーチーム内の大会ではありますが、数十チーム参加するU10の大会で準優勝まで進んがことがあります。
2位という、ものすごく立派な成績だと思いますが、その時も選手はみな悔しさいっぱいでした。泣いている子もいました。
(1998-99チャンピオンズリーグ決勝で、アディショナルタイムに2点を取られてマンチェスターUに逆転負けを喫したバイエルンのマテウス選手が、銀メダルをすぐに外した姿を思い出しました)
仲間に八つ当たりとかミスに不満を表しての涙ではなく、真剣に取り組んだ故に自然と零れた涙をみっともないとは私は思いません。
「負けても胸を張るからこそプライドで上回れる」という意見もあります
しかし、ネット上ではこの大宮の選手たちに対して
「泣くなら人の知らない所で泣け。負けても堂々とすれば勝者にプライドで上回れる」
という意見もありました。
自分にとっては新鮮な意見です。
比較的年代が上の方が仰る「男は親の死に目にも涙を見せるな」という考えに共通するところがありますね。
勝者と敗者:卓球・水谷選手のガッツポーズ問題
TBS系「サンデーモーニング」内で、野球評論家の張本勲氏が
『「やっつけた」っていうような態度を取っちゃダメ。ガッツポーズは肩より上に腕を上げてはいけない』
などと否定的な意見で「喝」を入れました。
これに対しても言われた本人も含め賛否両論ありました。
私は相手を煽る様な素振りが一切ないこのガッツポーズのどこが悪いのだろうと思っています。
育ってきた環境・年代により「心情」に対する考え方は異なる
結局、人それぞれ受け止め方が異なるので何が正解ということではないと思いますが、スポーツをする以上は
勝者は相手を敬いつつも心から喜んでほしいし、
負けた方には
負けても何とも思わない、そんな風にはなってほしくない
そう、私は思います。
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