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サッカーの審判について:なり方・給与・道具

      2018/07/19

こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。

今回はサッカーの審判(レフェリー)】について解説します。

サッカーの審判の画像

(画像:poxabayより引用)

サッカーの試合を行う上で、お互いのチームがもめないよう審判(レフェリー)の存在は欠かせません。

そんな審判に関して、審判のなり方審判の給与や手当審判が使う道具などをご紹介します。

サッカーの審判のなり方

まずはサッカーの審判になるにはどうすればいいかをご紹介します。

 

審判資格を取得するにはJFAの審判講習会を受講する

審判資格を取得するにはJFA(日本サッカー協会)管轄の審判講習会に申込み、受講して資格を取得します。

具体的には「JFA ID 統合ID管理システム」に登録し、その中にある「JFA KICK OFF」というページから自分の取りたい資格の講習会を選択して申し込みとなります。

  • 「jfa id」と検索すると該当するサイトがあります。
  • 「JFA ID」は2:00~6:00の間、メンテナンスでログインできないことがあります。

 

審判資格は好きな級から取れるわけではない

審判資格は好きな級から取れるわけではありません。

後ほど解説しますがサッカー審判員の資格には4級から1級まであり、上級の資格をとるためには下の資格を取る必要があります。

「自分はJリーグで主審をしたいから1級を受講しよう」という訳には行きません。

 

また、上位の資格をとるためには講習に加えて体力テストや一定数の審判実績、推薦なども必要となってきます。

ちなみに昔は4級でも1000mか1500mを決められた時間内に走る必要があったのですが今はなく、講習をしっかり受ければ4級は取れます。

 

4級と3級審判員にはユース審判がある

4級および3級審判員にはユース審判という制度が2012年より設けられ、「U-15」と「U-18」という区分があります。

  • U-15は当該年度開始日の前日(3月31日)現在の年齢が15歳未満の方が対象です。
  • U-18は当該年度開始日の前日(3月31日)現在の年齢が18歳未満の方が対象です。

 

好きな時に審判資格の講習会が受講できるわけではない

好きな時に審判資格の講習会が受講できるわけではありません。講習会の開催日は決まっています。

先にご紹介した「JFA KICK OFF」の中で検索して最寄りの時期と場所の講習会に参加する形になりますが、講習会の頻度は地区によって異なります。

ご自身のチームが大会に出場するのに審判資格が必要だけど、取り忘れたということがないよう注意が必要です。

 

審判資格に年齢制限はない

JFA IDのQ&Aによると、審判資格に年齢制限は特に設けていないとのことです。

ただし、国際審判員は男女ともにその年の1月1日現在において45歳以下でなければならないという決まりがあります。

(いずれも2018年現在)

 

サッカー審判員の種類について

続いてサッカー審判員の種類について解説します。

サッカーの審判には4級・3級・2級・女子1級・1級と階級があります。

それぞれで担当できる試合の区分や資格を表すワッペンの色が異なります。

  • 4級審判員:ワッペン「緑色
  • 3級審判員:ワッペン「水色
  • 2級審判員:ワッペン「銀色
  • 1級審判員:ワッペン「金色

担当できる区分についてはJFAのHPにある審判概要制度というページに書かれていますが、「◯◯協会が主催する試合を担当することができる」という風に書かれているので初めて見る方には少々わかりづらいかもしれません。

それぞれの大会ごとに確認するのが良いかと思います。

 

ちなみに昔(2004年)の4級審判ワッペンがこちら

昔は級ごとに色が決まっているのではなく、毎年デザインが変更されました。

例えば2004年の4級審判ワッペンはこちらの画像になります。

2004年のサッカー審判ワッペン

個人的には今のワッペンよりかっこいいと思います。

 

審判ワッペンについて

新規に資格を取得するとワッペンが届きます。

サッカーとフットサルの審判ワッペンの画像

(画像:サカボン管理人による撮影)

私は「サッカー4級審判」「フットサル4級審判」の資格を持っていますが、ご覧の様にサッカーとフットサルでは若干デザインが異なり、フットサルは「FUTSAL」の文字が入っています。

真ん中の透明のものはワッペンケースで、これにワッペンを入れてマジックテープで審判服に貼るというわけです。このケースは個人で買わなければなりません。

 

審判証がカード型から電子登録証になった

2017年度より公認指導者ライセンス証が、2018年度より審判証が、それぞれカード型から電子登録証になりました。

サッカー・フットサル審判と指導者資格

2016年度のカード型公認指導者ライセンスと審判証

上の画像は私が持っていた2016年度のカード型公認指導者ライセンスおよびサッカー審判証とフットサル審判証です。どれも表面は同じデザインでした。

今後はこうしたカード型ではなく、アプリによる電子化された画面を表示することで審判証を確認します。

jfa-kickoffのアプリの画像

上の画像のようなアプリ(画面は2018年現在のもの)をダウンロードします。

 

jfa-kickoffのアプリを開いた画像

アプリを開くとJFA IDで紐づけた保有資格が表示されます。さらにそれぞれをタップすると資格証の画面になります。

 

審判の資格証は何に使うの?

「資格証は何に使うの?」と疑問に思う方もいると思いますが、大会での本人確認に使用します。

協会主催の大会や試合では、ちゃんと審判資格を持っている本人かどうか確認する必要があります。

 

審判資格は1年毎の更新が必要

審判資格は1年毎の更新が必要です。これは毎年ルールに変更や修正が行われるため、常に最新の知識が必要だからです。

審判資格を更新するには自分が所属する都道府県サッカー協会の定める方法で更新できます。

 

4級の場合は「講習会に参加する」か「JFAラーニングを行う」かのどちらかで更新できます。

JFAラーニングとはインターネット上でのeラーニング、つまりパソコンを使って画面に流れる問題を解いたり、解説を聞いたりする形式の講習を受けることです。全ての項目が終わるのに約2時間程度を要します。

 

サッカー審判の給与や手当について

サッカー審判の給与や手当についてですが、JリーグにはPR(プロフェッショナルレフェリー)という、JFAと年俸制で1年契約を結ぶ審判がいて、こちらは固定給+出場給でトップクラスになると推定2000万円以上とされています。

PRとそれ以外の審判に関係なく、J1の主審を担当すると1試合につき12万円、J2だと6万円というように定められています。

  • J1主審:12万円
  • J1副審:6万円
  • J2主審:6万円
  • J2副審:3万円
  • JFL主審:2万円
  • JFL副審:1万円

 

また、2018年ロシアワールドカップでは70000ドル(約786万円)の保証金と主審が1試合につき3000ドル(約34万円)、副審が2000ドル(約22万円)支払われるようです。国によっては他の手当もつくようです。

 

一方で4級審判や3級審判の場合、サッカー協会が管轄する大会だと審判手当が1試合につき500円~1,000円ほど出ます。ただし第4審判の場合は出ないことも多いです。おそらく金額は地区によって異なります。

 

また、サッカースタジアムなどが独自に大会を主催する場合、審判のアルバイトを募集していることもあります。

 

審判に必要な道具

審判資格を取ったら実際に審判活動を行うのに必要な道具を用意しなければなりません。

審判を行うための道具には以下のようなものがあります。

  • 審判服、ソックス、靴
  • ワッペンホルダー(3種類)
  • 各カード(イエローカード・レッドカード)
  • 腕時計
  • 審判手帳とペン
  • コイン
  • (バニシングスプレー)

ワッペンホルダーは「審判ワッペン用」、「リスペクトエンブレムワッペン用」、「フェアプレーエンブレムワッペン用」に3種類必要です。

カードは小学生の試合の場合はグリーンカードも必要です。グリーンカードは他の選手のお手本となるべき素晴らしい行動をとった選手に示します。

審判手帳とペンは得点の記録やカードを出した相手などを控えるのに使用します。

コインは試合開始前に各チームのコートとキックオフを決める時に使用します。コインは表の出たチームが「コート」のエンド(前半の自分たちの陣地)を選べ、反対のチームがキックオフの「ボール」となります。

 

バニシングスプレーとは、フリーキックの時に壁の立ち位置やボールを置く位置に印をつけるためのものです。短時間で消える白い線が引けます。

「マジックラインスプレー」という名前でAmazonなどでも売っています。

今の所、プロの試合でなければ中々見る機会もないですが、持っていたら注目されるかもしれませんね。

 

これらの道具は大抵の大手スポーツショップのサッカーコーナーにあります。また近年ではネットの方が種類が豊富な場合も多いです。

 

経験上、腕時計は設定した時間が来た時にバイブや音で知らせてくれるものが良いです。また、ものによってはアディショナルタイムが図りやすいものもあるので機能を調べてから購入することをオススメします。

 

用具の価格については時代や店によって異なるのでJFAのHPや店頭等でご確認ください。

 

審判はリスペクトされなければならない

競技規則にありますが、審判はリスペクトされなければなりません

チームの監督やキャプテンは特に審判が下した判定にリスペクトする責任があるとされています。

 

勝ちたい気持ちが高まるとどうしても不利な判定に文句や不満が出ます。

審判は完璧にこなしても褒められることが少なく、バッシングされやすい仕事です。

しかし試合を公平に行うという点で、重要な役割を担っています。

だからこそ、審判をリスペクトすることが必要です。

 

私も小学生の試合で審判を行った時、保護者の方から「ナイスジャッジ」と言われたことがあり、大変嬉しかった経験があります。

 

まとめ

サッカーでは選手に注目が行きがちですが、試合を円滑に行う上で審判は欠かせない存在です。

より良い試合を行うために審判は細かなところまでルールを把握し、毅然(きぜん)とした態度でジャッジする必要があります。

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記事の著者紹介
札幌在住、元・育成年代対象のコーチを12年間していました
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