こんにちは。突然ですが、11月11日は何の日かご存知ですか?
まず思いつくのは「ポッキーの日・プリッツの日」でしょう。知名度は90%以上とも言われるほど有名です。実は他にも40以上の記念日に制定されています。例えば「たくあんの日」「スーツセレクトの日」などがあります。そして実は日本ではサッカーの日としても制定されています。
一方、イギリスなどでは世界平和記念日(リメンバランス・デー、戦没追悼記念日)という重要な日として認識されています。
というわけで、今回はサッカーに関係のあるサッカーの日と、そして世界平和記念日(リメンバランスデー)についてご紹介したします。
サッカーの日はエスポートミズノが制定した
サッカーの日とはスポーツブランド・メーカーのMIZUNO(ミズノ)の直営店であるエスポートミズノ(ミズノ東京)が、サッカーのさらなる普及を目指して公募により1994年に制定したスポーツ記念日です。
なぜ11/11がサッカーの日になった?
サッカーの日が11/11になった理由は、サッカーは11対11で行われることが由来です。
また、11月11日を「11・11」と表記すると、サッカーボールを取り合っている選手の足のようにも見えるという意味もあるようです。
ちなみにエスポートミズノさんのFacebookやツイッターを拝見しましたが、サッカーの日を取り上げたり、特別セールをしたりといった様子はありませんでした。少しもったいない気がしますね。
エスポートミズノが制定したスポーツ記念日はサッカーの日以外もある
実はエスポートミズノが制定したスポーツ記念日はサッカーの日を含めて6種類あります。他の5つの記念日は以下の通りです。
- 1月12日:スキーの日(スキー記念日)
- 4月1日:トレーニングの日
- 5月28日:ゴルフの日(ゴルフ記念日)
- 8月9日:野球の日
- 10月の第1土曜日:アウトドアスポーツの日
1月12日:スキーの日
スキーの日は1911年1月12日に、オーストリアの軍人だったレルヒ少佐が新潟県の陸軍歩兵第58連隊の青年将校らに対し、日本初のスキー指導を行ったことが由来です。
4月1日:トレーニングの日
トレーニングの日は「年度初めからトレーニングを始めよう」という目標・目的をこめて制定されました。
5月28日:ゴルフの日(ゴルフ記念日)
ゴルフの日は1927年5月28日に、横浜の保土ヶ谷ゴルフ場で第1回 全日本オープンゴルフ選手権大会が開催されたことに由来します。
8月9日:野球の日
野球の日は「やきゅう」と「8(や)9(きゅう)」の語呂合わせに加えて、ちょうどこの時期が全国高校野球選手権大会が開催されており、人々の野球に対する関心が高まっていることが由来です。
10月の第1土曜日:アウトドアスポーツの日
アウトドアスポーツの日は10月は体育の日などスポーツに関連するイベントや行事が多いことと、アウトドア=自然の中で行うということで、そこに関連が深い「土」とかけて第1土曜日に制定されました。
11月11日以外のサッカーの日
宮城県サッカー協会では「県民サッカーの日」というのを設けていて、毎年イベントを開いています。
いつか調べたのですが、はっきり決まっているわけではなく、6月の月末に行われるようです。2018年は6月23日(土)に行われました。
調べても見つかりませんでしたが他の県にもあるのでしょうか?
世界平和記念日(リメンバランスデー)とは
11月11日が日本でサッカーの日という意味があると知った後、「じゃあ世界ではどうなんだろう?」と調べたのがきっかけで知ったのが、世界平和記念日です。
別名をリメンバランス・デー、またはリメンボランス・デーと言います。
英語で「Remembrance Day」と書きます。
世界平和記念日は、1918年11月11日の第1次世界大戦終結を記念して、イギリス国王ジョージ5世により制定された記念日です。
11月の第2週日曜日、もしくは11日に近い日曜日のどちらかで追悼行事を行います。イギリスの他にフランスやドイツなどでも戦没者の追悼式典が行われます。アメリカや他のヨーロパの国など行事を行わない国でも祝日になっている所もあります。
この記事を書いている2018年はちょうど100周年にあたります。
イングランドのサッカーチームではプレミアリーグのクラブからジュニアサッカークラブなどでも哀悼の意を込めてユニフォームに赤いヒナゲシの花の胸章(きょうしょう・むねしょう)や黒い腕章をつけるチームが多くあります。プレミアリーグのファンの方にはお馴染みの光景かもしれませんね。
ヒナゲシは英語でpoppyと書くため、ポピーデー(poppy day)と呼ばれることもあります。このポピーの胸章(ブローチ)の販売はいわゆる募金活動の一環で、その収益金は英軍関係者の支援に使われます。
世界平和記念日にポピーが使われる理由
ポピーが追悼の象徴として使われる理由は以下の2つがあります。
- 戦後の荒れた野原にポピーが咲き乱れたこと
- カナダ人のジョン・マックレー(詩人・医師)が戦士した兵士を思って書いた「フランダースの野に(In Flanders fields:イン・フランダース・フィールド)」という詩にポピーの描写が入っており、この詩が英国紙に掲載されヨーロッパ各地で人気になったため、兵士を弔う象徴となった
ただし、ポピーの胸章(ブローチ)には賛否両論あり、「愛国心の強要だ」「現在も戦争の被害に遭っている人々がいる」として付けることを拒否するサッカー選手などの著名人もいて批判されることもあります。
例えばマンチェスターユナイテッドのマティッチ選手は「人々の思いは尊重するが、自分の戦争体験を思い出させる」という理由で、2018年11月3日に行われたボーンマス戦でのセレモニーでポピーを付けることを拒否しました。
ポピーの胸章や黒い腕章については、「サッカーの試合に政治的・宗教的・商業的なメッセージを表現することは認めない」というルールからFIFAからFA(イングランドサッカー協会)に対し罰金を課したこともあります。
まとめ
11月11日は
- 日本ではサッカーの日(知名度はそこまでない?)
- 欧米では世界平和記念日。サッカーの試合ではポピーの胸章などを付けることも多い
このように、サッカーを通じて世界のいろいろなことがわかるのは良いことだと感じます。
コメント
本当は11/11より前に投稿できればよかったのですが、諸事情で遅れました。