中国が驚いた日本のサッカーを使っての「人格教育」

サッカーが人を育てる

 

こちらは2016年6月27日のニュース記事を元に書いています。

驚いた!日本の少年サッカーが一番に教えているのは、技術じゃなくて「人格」だった

この記事の中では、サッカーが何故人格の教育に適しているのかの分析が語られています。

 

サッカーが人格教育に役立つ2つの大きな理由とは

1.他を思う心が育まれる

自分たちが使ったグラウンドは練習後にちゃんと全て元通りにし、次の人が使いやすい様に掃除や片づけをする。

これは「この世界には自分1人がいるだけではない。自分は集団の一員であり、他人のことを考えなければならない」という精神を培うものだ

とあります。

オリンピックやW杯で「日本人サポーターが試合後にゴミ拾いをした」ことはニュースにも取り上げられましたが、日本人の大半が当たり前な「周りの事も考える」という感覚は意外と海外では新鮮なものなのかもしれません。

 

2.様々なメンタルを鍛えられる

サッカーが持つ戦略性の高さから、子供達は記憶力想像力大局観を磨いたり、

あるいは失敗してもまた次のチャンスがあるので色々な状況への対応チャレンジ精神を養うことが可能と説明しています。

特に日本は失敗を許さない風潮、それによりミスを極度に恐れてしまう傾向があると思います。

例、

  • 新卒で就職活動が上手くいかなかったらその後の人生がかなり厳しくなる。
  • 浪人生の肩身の狭さ
  • 仕事でミスしたら出世に響く

だからこそ幼少期から失敗を恐れず前向きにチャレンジする精神を育むのは大切ですね。

 

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身体能力やテクニックだけでは一流になれない「サッカー脳」とは

サッカー脳という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

「戦術理解度」に近い意味で、試合におけるチームでの戦術や約束事をどれだけこなせるかという事です。

例えば、あるチームの決まり事としてSB(サイドバック)はボランチにボールが入った際、自分から見て背中を向けていたら上がる(オーバーラップする)、対面(自分の方を向いている)時はバックパスを受けやすい位置取りをする など

レベルが高いチームほど要求される約束事・戦術も多くなってきます。

トップレベルであるはずの選手が身体能力やスキルの高さを買われて高額の移籍金でトップクラブ・メガクラブに移籍しても、必ずしも全員が活躍するわけではない一因がここにあります。

また、やはりチームプレイに徹することができない選手も同様です。

 

中国が驚いた日本のサッカーを使っての「人格教育」:まとめ

サッカーが人を育てるのにとても効果的だということはこの記事からもわかりました。

一方で、良いサッカー選手となるには「人格」や「知能」といった『人間らしさ』も大事なこともわかりますね。

これは選手だけでなく指導者側も意識しなければならないことで、私が指導者時代に常々「まだまだ日本のここは遅れているなあ」と感じた部分でもあります。

いまサッカーをやっている選手、これから始める未来の選手が良い環境・良い指導者と巡り合えるよう願っています。

 

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