カテゴリー 一覧:サッカーから派生したスポーツ
こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。
今回はサッカーとゴルフを合体させた新スポーツである【フットゴルフ(サッカーゴルフ)】についてルールやプレー可能な場所などをご紹介します。
当サイトのフリー素材用画像をインスタに投稿した所、フットゴルフ日本代表の方からいいねを頂いたことでこのスポーツを知りました。調べてみると、「日本フットゴルフ協会」や「FIFG(国際フットゴルフ連盟)」など想像以上に組織やルールがしっかりしていて、競技者人口も年々増加しており、2024年パリオリンピックの正式種目化を目指しているとのことです。
フットゴルフについて知りたい、興味がある人向けの記事です。
- フットゴルフとは
- フットゴルフのルール
- フットゴルフでは常に「ゴルフウェア」を着用する
- フットゴルフのボールには印(しるし)を付ける
- スコアカードを使う
- ボールは一挙動のみで動かさなければならず、蹴る前は、足はボールから後方に離れていなければならない。
- ボールが完全に止まるまでは、次のプレーを待つ。
- マーカーとその後方2mの間でボールをキックオフ(ティーオフ)すること。
- ボールがあるがままにプレーする。蹴る前にボールを動かしたり、障害物から移動させることは認められていない。
- カップから一番遠い位置にいるプレーヤーが最初にボールを蹴る。
- ボールがウォーターハザードに落ちたら
- グリーン上でのみ、ボールをピックアップし汚れを落としてリプレースすることができる。
- フットゴルフで認められるキックの種類について
- 日本語版の規則集も公式サイトで確認できます
- フットゴルフはどこでできるの?
- まとめ
フットゴルフとは
フットゴルフとは、冒頭で紹介したように「サッカーとゴルフを融合したスポーツ」です。
と言ってもゴルフ場でサッカーを行うのではなく、パターやドライバーといったゴルフクラブとゴルフボールの代わりに「サッカーボールと足」でカップイン(穴にボールが入ること)を目指します。
2008年にオランダで第1回大会が開催されたのを機に2009年にルールが決められ、2012年にはFIFG(国際フットゴルフ連盟)の設立とハンガリーで第1回目のワールドカップ開催されるなど、急速に発展しています。
日本では2014年に「JFGA(Japan FootGolf Association:日本フットゴルフ協会)」が設立され、同年には第1回フットボールゴルフジャパンオープンが開催されました。
日本フットゴルフ協会公式サイト (外部サイト:別タブが開きます)
※以下、ルールの引用をこちらより行っています
フットゴルフのルール
フットゴルフが「サッカー+ゴルフ」というのはわかっても、服装や細かなルールなどはイメージしづらいかと思います。
以下は、上の公式サイトより引用したフットゴルフのルールです。
フットゴルフでは常に「ゴルフウェア」を着用する
フットガルフの服装は上から順に以下のものを着用します。
- ハンチングキャップ:会場によっては帽子を被らなくても良い
- 襟付きのシャツ:サッカーウェアは禁止です
- ゴルフ用のズボンか短パン:女性はスコートも可
- ニーハイのソックス
- インドアまたはターフサッカーシューズ:スパイクは禁止です
フットゴルフのボールには印(しるし)を付ける
フットゴルフではゴルフボールの代わりに4合球か5合球(公式大会は5合球のみ)を使用します。
他のプレイヤーのボールと見分けが付くように自分のボールには印をつけます。
スコアカードを使う
スコアカードを見直して自分の順番を待ちます。自分のキックが他の選手の邪魔にならないように注意します。他の選手に配慮するのはスポーツマンとして当然ですね。
ボールは一挙動のみで動かさなければならず、蹴る前は、足はボールから後方に離れていなければならない。
ボールの上に足を乗せて待っていたりしてはいけないということです。
ボールが完全に止まるまでは、次のプレーを待つ。
「風により転がるボールを止めることは認められていない」とのことです。
マーカーとその後方2mの間でボールをキックオフ(ティーオフ)すること。
「キックオフ順は、前ホールのスコアを元に定める。前のホールで一番良いスコアを記録したプレーヤーが次のホールで最初にキックオフし、2番目に良いスコアを出したプレーヤーがそれに続く」とあります。
ティーオフとは「最初の1打目を打つこと」です。フットゴルフではこれをキックオフと言うようです。
「ティーインググラウンド」と呼ばれる、ティーマーカー(しるし)を結んだ線から奥行き2mの「プレーしようとするホールのスタート場所」からボールを蹴ることで競技が始まります。
ボールがあるがままにプレーする。蹴る前にボールを動かしたり、障害物から移動させることは認められていない。
他のプレイヤーのキックやボールの邪魔になる時はマークしたりボールを持ち上げることもOKですが、それ以外ではボールを動かしてはいけません。
カップから一番遠い位置にいるプレーヤーが最初にボールを蹴る。
ゴルフのルールと同じですね。
ボールがウォーターハザードに落ちたら
「ボールがウォーターハザードに落ちたら、ボールがそのハザードに入ったと思われる地点に一番近い場所から2歩以内にリプレースし1打罰を受ける。または、1打罰を受けその前にキックした地点にボールを置きキックする」
ウォーターハザードとは、「コース内にある池や海、湖、川、溝など、およびその周辺」のことです。
仮に水が入ってなくてもウォーターハザードと呼ぶそうです。
グリーン上でのみ、ボールをピックアップし汚れを落としてリプレースすることができる。
「カップからの距離に関わらず、完全ホールアウトしなければならない。ゴルフで言う“OK”は認められていない」
リプレースとはボールを置き直すことです。
ホールアウトとはボールをカップ(穴)に入れプレーを終了することですね。
フットゴルフで認められるキックの種類について
公式サイトのルールページにはありませんでしたが、フットゴルフ公式規則集によると以下のキックのみ認められています。
- 「トップ・オブ・フットキック」
- 「トゥキック」
- 「バック・オブ・フットキック」
- 「アウトサイド」
- 「インサイド」
サッカーでも聞き慣れませんが、
「トップ・オブ・フットキック」とはいわゆるロングキックやインフロントキックのことで、
「バック・オブ・フットキック」とはヒールキックのことです。
日本語版の規則集も公式サイトで確認できます
より詳しいルールをお知りになりたい方は 日本フットゴルフ協会公式サイト の「ルールはこちら」という箇所をクリックして一番下まで進むと「FIFG公式規則集(日本語版)」をPDFで確認できます。
フットゴルフはどこでできるの?
日本フットゴルフ協会公式サイト の「COURSE」というページに現在プレーできるコースや金額が記載されています。
2018年3月現在では「兵庫・静岡・栃木・千葉・埼玉」に公認コースがあります。
これからますます増えそうですね。
追記:北海道でも「ゴルフ5カントリー美唄コース」というゴルフ場で9月いっぱいまでフットゴルフが出来るようになりました。冬は雪中フットゴルフも行うとのことです。
アメリカではフットゴルフがゴルフ場の救世主!?
ゴルフ人口の減少とともに閉鎖になるゴルフ場も少なくないアメリカでは、利用者を連れてきてくれるフットゴルフの貢献を全米ゴルフ協会や世界ゴルフ財団が公式に認めています。
まとめ
以前、「某サッカー」や「スヌークボール」というサッカーとビリヤードを融合したスポーツをご紹介しましたが、
他にも「サッカー+ダーツ」のフットダーツなど、サッカーをベースにした様々なスポーツが新たに生まれています。
このフットゴルフも、加齢などで体力が落ちてサッカーの試合はちょっと大変になった元プレーヤーでも気軽に楽しめそうですし、サッカーと別の競技それぞれを体験することで新鮮な発見や楽しさが見つかりますね。
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